イザーク おいしく たのしく すこやかに

早く寝ようと思ってるのに、そんな感じにならない不思議。

少し前になるが、「オルフェウスの窓」愛蔵版を全巻読了した。

こんにちは、プレ花嫁のひよです

ご訪問、ありがとうございます。

天空のバラ園、園主です！！

バラが好きすぎて、育てるだけでは飽き足らず

「作ったり」「売ったり」している男です。

【600種のバラの苗、希少種を中心にハーブ、花の苗を販売しております】

 

最近、過去記事をリブログしていただくことが増え、

ちょっと焦って加筆・修正を進めております（笑）

その時の勢いで書きなぐったものが多いものですから・・・・（・・；

 

今日（2018/09/02）は以前紹介した秋苗

（今年の春に接ぎ木した苗を秋まで育てたもの）の

その後の経過をご報告。

丁度3ヶ月前にうちの苗がどんな風に成長していくのか

お見せしようと思い記事をあげたかと思います。

 

なお、多分に個人的な独断と偏見が入っていますが

一個人の意見

としてお読みいただければと思います。

今回のモデルのさん。

 

名は「ヴィックスの気まぐれ」という意味。ストライプは

咲く時々で気まぐれに濃くなったりときには

全く入らないときも。自家製ブーケを作る時にアクセントに良い。
*-*-*-*-*-*-*-*-*
バラの系統:ハイブリッド パーペチュアル
樹形:シュラブ（半つる）
樹の大きさ:120×90
花の咲く時期:返り咲き
花の大きさ:大輪
香り:香る
*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

以前ご紹介した時はこんな感じでした。

9月中旬くらいだったかと思います。

 

なんか、頼りなさげでしょ？（笑）

うちでは過剰に肥料をやらないので

少し肥料不足気味で葉が黄色ぽくなってます。

 

肥料をたくさん上げると

それなりにバラは成長しますが

うどんこ病が出やすくなったりスカスカの枝が伸びたりするので

 

（わー！太い枝が伸びてきたー！って思うでしょ？

あんまり肥料をあげて成長を急かすと

見た目は太くても

「形成層の薄いあまり上等でない枝」

の場合も多いんです。）

 

だから、

あまり甘やかしません。

 

 

 

だって、お庭に届いたら

だんだん元気がなくなる苗とか嫌ですもん（・・；

 

※ご参考までに僕が天空のバラ園の苗を何故おすすめするのか

書いた記事がありますのでお時間あれば読んでみてください。

 

肥料を控えると黒点病が出やすくなりますが、

カニガラとか沢山入れた有機のええ土を使ってるので

新苗はビニールで屋根を作り、

泥除けシートを張って育てたら黒点病は出ません。

 

実は

多肥農薬使用で育てるのって

沢山バラを育てる時に

費用も手間もあんまりかからない

 

んです。

月何度かの農薬散布と肥料やりさえすれば

ほぼ8割の世話が終わります。

 

それは有機無農薬野菜とかと同じですね。

 

バラは回転率の良い商材なので、

接ぎ木して3ヶ月後に売り物になります。

 

その分バンバン作ってバンバン売る。売れ残りはバンバン捨てる。

生活がありますから否定はしませんし、そのやり方が賢いのでしょう。

でもなんか違和感がいつもありました。

 

 

「早く大きくなって欲しい！」

「沢山花を咲かせてほしい！」」

「病気で汚い葉っぱを見たくない！」

 

って方は多分うちの農場に来たらビビると思います（笑）

 

でもね、思い出してほしいんです。

バラはサクラとかウメとかモモと同じバラ科の植物です。樹なんです。

数年で寿命を終える「草」ではありません。

 

植えてから

1、2年でめちゃ大きくなるサクラとか見たことないでしょ？

基本的にはバラも同じです。

 

「もっと成長の早いバラを」という

願いのもとに品種改良が加えられてきたり、

本来バラという植物は成長はめちゃめちゃ早いのは否定しませんが、

生き急がす必要ないんじゃないかなあ。

（あくまで園主の考えです）

 

サクラもウメもモモも花が終わった後

葉っぱぼろぼろになりませんか？

でも樹は枯れないでしょ？

 

まあちょっと乱暴な理論ですが基本的なバラも同じです。

河原のノイバラを見ていただくとわかりますが

花が終わって葉っぱボロボロ、虫食いだらけでも

樹自体はピンピンしてますよね。

 

「汚い葉っぱは嫌だから病害虫に強い薔薇がいい」

という願いのもとに品種改良が加えられてきたましたが、

それってバラに無理させてない？って思っちゃうのです。

 

人間だって風邪も引けば顔色悪いときありますよね。

でも、それが普通でしょ？

 

最近の現代バラは交雑が進んで短命になっていますが、

オールドローズの殆どは上手く育てれば

何十年も花を楽しませてくれます。

それに最近主流の農薬推奨多肥栽培で

生き急がせる育て方も拍車をかけているんじゃないかなと思います。

 

もう一度言います。

バラは樹です。これから何十年も楽しむものです。

お迎えしてから1、2年で完成させちゃうのってもったいなくないですか？

（ただ、2年あればそれなりの形になります）

 

話がそれましたｗ

そしてその1ヶ月後のさん。

 

 

6号鉢に植え込みました。新芽がわさわさ出てますね（＾＾）

肥料は上げてません。もちろん農薬も不使用です。

 

本来の花とは程遠いですが花も咲きました。

 

これが今朝の様子。寒くなってきて葉がおちていますが

株元にまだ伸びそうなシュートがあります。

 

この品種は切り込んでこんもりさせても良いので

短めに仕立てるかも。

 

※その後、次の春にこうなりました。

分かりづらくてすんませんが、手前の薄いモーブの花がそれです。

 

 

バラって

やたらに肥料やったり

農薬をぶっかけなくてもちゃんと育つんです。

 

ただし、四季咲き性が強く樹勢も弱い

現代バラだと難しいかもしれません。

（品種や土、環境によります）

 

だから、僕はあえてこの手間暇もかかって

超大安売りも出来ない苗を広めたいと思うのです。

 

【600種のバラの苗、希少種を中心にハーブ、花の苗を販売しております】

天空のバラ園の苗の特徴についての記事です。 

 

 

おまけ

無農薬、肥料ちょびっとで育てた2年目の

 

この大きさで2.2ｍくらいでしょうか。

花の写真撮り忘れたので画像は中之島バラ園のイザークさん。

一番好きなかもしれません（＾＾）

 

そして、こうなりました。

※全体を写した画像がなくてすんません・・・。

ちなみに、ペレールさんは肥料あげすぎると咲いてくれなくなるので、

今年はまだ一度も肥料あげてません（笑）

 

 

最初はこんなちっぽけな苗だったんです。

（個別の画像がなくてすんません。右奥のレッドピンクのバラです）

 

 

もっと、オールドローズと気軽に無農薬、

甘やかさない農法のバラ栽培が普及すればいいのになー

と思う今日このごろです。

 

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こちらも・・・。