そろそろ一ノ蔵が本気を出すようです

　職場の友人達と２０１４（平成２６）年２月５日（水）から一泊二日で冬恒例の旅行に行ってきました。今回も北陸で蟹三昧の予定でしたが、列車が豪雪地帯の北越急行の「ほくほく線」を走る為、越後湯沢駅からの行きの列車に遅れは、ありませんが帰りの金沢駅からは、２年連続でかなり遅れ、確保した指定席に乗れず、自由席に友人達とバラバラに座り、新幹線の中で、みんなで一杯できなかった苦い経験がありました。その為、北陸には、来年４月開業予定の北陸新幹線で行く事で話がまとまり、私は２０代を過ごした仙台に自分探しの旅を目的に、友人達は、初めてと云う事で、お互いの利害が一致したので、仙台に決まりました。プランは「びゅうプラザ」さんの「JRプラス宿セット」で仙台の奥座敷の秋保温泉の「篝火の湯・緑水亭（つばき館）」さんに宿を取りました。　　　　　　　　　

　　春夏秋冬がある美しい大八州（おおやしま。意味は日本の美称です。）に生まれたからには、四季折々の季節の美しさを思う存分楽しみたいものです。特に真冬の凛とした静寂にみちた雪景色には、個人的には、とても心惹かれるものがあります。結果的に時間的制約もあり、今更、自分探しと言っても、冷静に考えれば探す物など何もありませんでした。前置きが長くなってしまいましたが、そんな感じで仙台への旅が始まりました。

集合場所は、いつものようにJR東京駅の「銀の鈴」に遅延のアクシデントを考慮して１時間前の９時集合。降雪の影響で青森、秋田方面から来る折り返し便は、軒並み遅れていましたが、「やまびこ１３３号」は始発なので遅れる事なく、定刻通り１０時０８分に東京駅（仙台駅１２時１６分着）を出発しました。毎回のごとく出発の儀式で、取り敢えず乾杯です。今回は仙台でレンタカーを借りるので、私はノンアルコールビールで乾杯となりました。

大宮駅の手前で冠雪の富士山がよく見えました。ゲン担ぎでは、ありませんが富士山が見えれば、病気や事故もなく旅行が終了します。

恒例の「浅草今半」さんの弁当ですが、３０００円弁当は、１０時から販売との事で泣く泣く１０００円弁当にしました。真ん中の１５００円のも１０時からでした。残念。

久しぶりの仙台です。雪がちらちら舞っていました。ここでレンタカーを借り、まず、阿部蒲鉾店本店に向かい、「ひょうたん揚げ」を食べようとしましたが、改装中で販売していませんでした。その後は、仙台歴史民俗資料館を見学後、仙台城跡へ。

仙台市の榴岡（つつじがおか）公園にある旧日本帝國陸軍歩兵第４連隊兵舎です。現在は、仙台市歴史民俗資料館となっています。

独眼竜の異名を持つ伊達政宗公の騎馬像。独眼竜の異名は、幼少の頃に患った疱瘡（ほうそう）により右目を失明した為です。

伊達政宗公が仙台城を築城してから明治時代の廃藩置県まで伊達家代々の居城でした。

仙台時代は、朝起きると窓から、この山々の景色が、いつも見えていました。

仙台市内の街並み。

宮城県護国神社の英霊顕彰館の前にある像。英霊顕彰館には、帝國海軍の「戦艦大和」の１００分の１のスケールの模型が展示されていますが、２月２８日まで土・日・祝日のみの開館なので残念ながら見学できませんでした。

宮城県護国神社（旧招魂社）。旧招魂社は、１９０４（明治４）年に建設され、祭神は、「明治７年２月佐賀の乱以後、第２師管従軍軍人軍属で戦死病歿（せんしびょうぼつ）し、靖国神社に合祀」された人々です。因みに幕末期に会津藩を助ける為に結成した奥羽越列藩同盟に加担した仙台藩は朝敵（朝廷に敵対する賊）となり、戊辰戦争で戦死した仙台藩士は、皮肉にも祭られていないそうです。

小腹が減ったので護国神社の資料展示館売店で「ずんだ団子」を購入。１００円です。

仙台城の脇櫓（わきろ）。

仙台城の脇櫓（わきろ）の裏側から。

仙台城の大手門は、１９４５年７月１０日のアメリカ軍による無差別爆撃の仙台空襲で焼失しました。軍需工場などない、仙台市内を狙ったのは、明らかに非戦闘員である市民を狙った虐殺であり、悪魔の所業としか思えません。

この影響で仙台城跡まで、かなり遠回りでした。

今夜の宿の秋保温泉「篝火の宿　緑水亭（つばき館に宿泊）」さんです。ちょっと吹雪いていました。