我輩は不快である
今回も 里親の話になります。
里親制度や里親に子どもを出す
ことを良く思っていない方は
読まずにスルーしてください。
ご不快な気持ちになる恐れが
あります。
Yちゃんが無事出産しました。
『まゆちぇちゃん!
いつ病院に来てくれますか?
息子の顔を見にきてください。
超可愛いから。
息子と一緒に待ってます!」
なにがなんだか頭の中が
?????(ハテナ)
でいっぱいになりました。
とりあえず出産後のYちゃんには
事情は聞かずに(電話もできないし、)
病院の面会の日時だけを
LINEで相談しました。
産後直後に行くのは
Yちゃんの心と身体の負担になると
考えていたのですが
Yちゃんの強い要望で
急遽
次の日に、Yちゃんの地元の
産婦人科へ出発しました。
電車とバスで往復4時間の長旅でした。
泊まりにきた時Yちゃんに
貰ったメモを頼りに、
産婦人科病院に辿り着きました。
小規模な個人の産婦人科病院です。
Yちゃんの病室を訪ねると
昨日出産を終えたばかりのYちゃんが
笑顔で出迎えてくれました。
Yちゃんのベッドの横の
新生児用ベッドには、
昨日産まれた小さな赤ちゃんの姿が。
「可愛いなぁ……」
新生児を見るのは久し振りでした。
出産祝いを渡して、
さっそく、Yちゃんのベッドの
カーテンを閉めて
Yちゃんから事情を聞きました。
「里親さんの都合で息子を引き渡す日が
4日延びてしまって、仲介人の方に
その間の4日間だけ私が面倒を
みたいとお願いしたんです」
これは……Yちゃんはこの上ない
幸せな時間だろうけど
別れる時に、、、情が沸いて
ますます辛くなるのに。
でもYちゃんが今が幸せなら
いいのかな…?
「まゆちぇちゃん!抱っこ
してあげてください!
まゆちぇちゃんが私以外で
抱っこするの1番目ですよ」
Yちゃんから渡されたYちゃんの
赤ちゃんは 昨日産まれたばかり
とは思えないほど、
顔立ちがはっきりしていました。
Yちゃんは やはり新米ママなので、
オムツの取り替えかた、
抱っこの仕方が危なっかしくて
「Yちゃん、あまり力を入れないで
軽く足首を指に挟むといいよ」
オムツの取り替えかたのコツや
抱っこの仕方をアドバイスしました。
病院側は、Yちゃんの事情を
知っているので、
私が長時間Yちゃんと赤ちゃんの
側にいても、何も言われる
ことはありませんでした。
ぎこちないけど、Yちゃんは
一生懸命我が子のお世話をしています。
私はその様子がとても微笑ましかった。
結局3時間程 長居をしてしまい、
最後に赤ちゃんを
また抱っこしました。
【新しいお母さんとお父さんの所
で幸せになってね】
Yちゃんの赤ちゃんに
そう願いを込めました。
4日後には、里親さんに
引き取られる小さな命……
3日後には退院するYちゃんには
「頑張ってね」
その一言しか言えない自分。
Yちゃんは笑顔で私を
見送ってくれました。
4日後。
Yちゃんが赤ちゃんを里親さんに
引き渡す日。
里親団体の仲介人と、里親さんご夫婦…
Yちゃんと、Yちゃんのお母さんが
待ち合わせる日……
約束時間はあえて聞かないように
していました。
午後になると、
携帯の着信音が鳴りました。
Yちゃんでした。
「…………まゆちぇちゃん…
赤ちゃん行っちゃったよ……」
電話の向こうで泣き崩れるYちゃん。
「……私が…!私が育てたかった!
……でも嬉し涙もあるの。
里親さん…
私の子どものお母さんに
なってくれる人、
すごくいい人でした……!」
Yちゃんの赤ちゃんの里親さんは
お母さんは40代の方で、
不妊治療を何度も繰り返したけど
授からなかったご夫婦だそうです。
心から望んだけど授からなかった
里親さん。
望まなかったのに授かった
Yちゃん
心から望んで、子どもを手に入れた
里親さん。
最後は心から望んだのに
子どもを
手に入れられなかった
Yちゃん。
里親制度は色んな形があります。
ちなみに 里親さんは毎月1回
仲介人を通して
Yちゃんに赤ちゃんの
成長写真を送り続けています。
その写真を毎月1回
私に送ってくるYちゃん。
私のスマホの中はYちゃんの
子どもの写真でいっぱいに
なってきました。
Yちゃんはもう2度と子どもは
作らないし産まない、
あの子に申し訳ない。
と言っていますが、
いつか本当に好きな人ができて
結婚したいと思う人が
現れたら、きっとYちゃんも……。
昔の私がそうでした。
夫と幸せになれれば
子どもはいらない、そう思ってました。
苦しい時期や葛藤する日も
多々ありました。
でも、今は吹っ切れています!
Yちゃんが近い将来
悩み苦しむ日が訪れた時、Yちゃんが
どうか乗り越えられるよう
私はこれからもYちゃんを
見守っていきたいと思います。
Yちゃんは今は転職して
東京オリンピックのあるプロジェクトに
関わるメンバーの一員になって日々
前進しています。
読んでくださって
ありがとうございます。
まゆちぇ
一流職人がこっそり教えてくれる不快の真実
フロイトは、人間は不快を避け、快楽を求める存在だという。その通りだ。しかし、楽しけりゃ、何でもいいということにはならない。快楽の土台になっているのは、「よき人生とは何か」、「充実した生とは何か」かという願望である。このいいものを求める願望の上に快楽原則があると思う。人間は必ず自分にとって価値のある快楽を求めているんだと思うよ。ただ快楽だけを求めて生きることはできないだろう。
こう考えていくと、恋愛や友情も価値ある人間関係を求める快楽と言えるし。哲学や文学や芸術も「内的な価値」を求める快楽だと言える。人間は自分の精神的な価値が満たされれば、大きな快楽を感じるのではないだろうか。快楽がなければ、「よき人生」も生まれない。
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男店員「頭使う仕事は俺がやるから、君は頭使わない作業だけやってよ。ミスられたら二度手間だし。」
女店員「(悔しそうに)…はい。」
なーんか不快で、店長さんに事情を伝えて、カゴの商品を全部返した。
店長「ご指摘ありが…
自分は「静かな(⇒無音状態に近い)」を優先して『好きだ』と回答したけど、「音を立ててはいけない(⇒そう言われているが音を発する人も存在する)」なら『不快』と答える。 https://t.co/uNTSgKFG12