不覚にも対抗戦に萌えてしまった

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BS1スペシャル

「“全員リーダー”の組織論~帝京大ラグビー9連覇~」

2018/1/28(日)8:00PM(0H50M)NHK BS1

ラグビー大学選手権で前人未到の9連覇を果たした帝京。脱体育会系を掲げ選手一人一人に考える力を求めた岩出監督と選手15人のインタビューで負けない組織の核心に迫る。

番組内容

ラグビー大学選手権で9連覇を果たした帝京大。毎年4年生が卒業する中、なぜ勝ち続けられるのか?岩出監督が目指してきたのは連覇ではなく、“幸せになる力”。脱体育会系を掲げ雑務は上級生が担当。「全員がリーダーたれ」とグラウンドの内外で主体的に考える力を植え付けてきた。選手一人一人が考える力はピンチの防御を堅くし、少ないチャンスをトライに結びつけた。監督・選手15人のインタビューで負けない組織の核心に迫る。

出演者

【出演】帝京大ラグビー部監督・・・岩出雅之、帝京大ラグビー部主将・・・堀越康介

語り・・・佐藤隆太

文字起こし①BS1スペシャル

「“全員リーダー”の組織論~帝京大ラグビー9連覇~」 #カーリング

          →   

(続き)

4年生 垣本竜哉選手  

      「常にリーダーシップで 引っ張れるタイプではなかったので

       気持ちの面で波があったりしたので

       2年生 3年生ぐらいの時に そこを指摘されて

1年生 木村朋也選手 

      「普通のチームだとリーダーって

       一人二人しかいないと思うんですけど

       帝京大学は  一人一人が全員リーダーなので

       それが成長できる理由かなと思います。

主将の堀越康介選手には 

リーダーの中のリーダーシップ

求められていました。

4年生 堀越康介選手 

       「リーダーシップは姿で見せるという部分が一番いいと

       思っていた部分があったんですけど

       この140人近くの部員をまとめる中で

       「それだけじゃ足りないぞ」と

       「姿と言葉が大事だぞ」ということを言われて

       言葉もただ言うだけでじゃなくて 

    色んな状況を観察して

    自分が何を言うのか

    決断して発していく

[8月1日]

  おはようございます。

8月1日。選手たちは 月に一度の 血液検査を受けていました。

[血液検査  筋肉疲労 脱水症状の有無]

大学の医学部の協力を得て

筋肉疲労は脱水症状の有無

30項目以上をチェックします。

更に 体脂肪や筋肉量を計測。

データをもとに 栄養士が 食事のメニューや量をアドバイスします。

栄養士 「どう? いいじゃん アゲてきたね  どや顔」

選手  「うれしいっす」

[9連覇への道

①  脱体育会系  帝京スタイル

②  コミュニケーション 帝京スタイル

③  全員がリーダー 帝京スタイル

④  良好なコンディション 帝京スタイル     ]

夏合宿の出発前日。堀越選手は栄養士と面談をしていました。

シーズンをケガなく乗り切るためには常に良好なコンディションが求められます。

栄養士 「鉄栄養状態が下がり気味。今すぐ貧血というわけではないけど

     もっと意識してもらって食事とか」

貧血やスタミナ不足を予防するため 鉄分を多くとるように指摘されました。

4年生 堀越康介主将 「自分の感覚と 違った数値として出ているので

         もっと自分のコンディションを良くするためにつながるし

         助けになっています

[8月23日   長野県 菅平]

8月下旬・・・ 長野県 菅平。帝京の夏合宿は終盤を迎えていました。

ハードな練習でも 体重を落とさないための食事。

ごはんの量をはかって 管理しています。

一日 5,000キロカロリー以上をとるのが目安です。

(選手一同) 「いただきます!」

疲労回復と 当たり負けしない 体作りを目指します。

4年生 堀越康介主将 「じゃ お肉いただきます。」

では キャプテン 食レポ お願いします!

4年生 堀越康介主将 「やわらかくて すごい おいしいです。」

すてきです。

寝る前の夜食も欠かせません。堀越選手は ヨーグルトに

鉄分豊富な果物と シリアルときな粉を混ぜて食べていました。

岩出さんは 夏合宿でも 練習量を極端に増やすことには 慎重です。

過剰なトレー
ングを強いるのは

指導者の不安解消でしかないと考えるからです。

帝京大ラグビー部 岩出雅之監督

    「夏合宿の最大の目標

     実はケガをしないで菅平をおりる     

     何よりも学生自身がラグビーの技術も そうですけど

     合宿生活を通して 自分をコントロールする力

     栄養サポートの皆さんや トレーナーの皆さんの力を借りるだけじゃなくて

  自分自身をコントロールして

  自立する時期でもあるのではないかと思います

菅平(すがだいら)を降りると 間もなく公式戦が始まりました。

(場内アナウンス) 「明治大学 対 帝京大学・・・」

[11月18日  関東大学対抗戦  明治戦]

11月18日。帝京は 全勝のまま 明治との対戦を迎えていました。

[FW 8人の合計体重  帝京866キロ  明治828キロ]

フォワード8人の合計体重で 40キロ近く重い帝京は

明治を圧倒します。

帝京にとって 公式戦を重ねるシーズンこそが

チーム力を高める期間なのです。

[70-0 成蹊大 70-3 日体大 89-5 青山学院大 40-21 早稲田大

31-28 慶応大 41-14 明治大 64-26 筑波大  関東大学対抗戦 7戦全勝

岩出監督 

   「かなり厳しいゲームをできるように 気合いの入れ方をわかってきた

   気持ちの引き締め方 選手たちの中で つかんだんじゃないかという感触を持ちました

[2018年 元旦]

2018年 元旦。大学選手権の準優勝を 翌日に控えた この日。

部員たちは 初練習を前に グラウンドのゴミ拾いをしていました。

これは 前の年の主将から贈られた 日本酒です。

学年ごとに グラウンドの四隅にまいて 清めます。

ケガなく 一年を過ごせるように。

9連覇に向けた気負いは 感じられませんでした。

[1月2日 大学選手権準優勝 東海大戦]

1月2日。大学選手権 準優勝。相手は 去年まで2年連続 決勝で戦った 東海大です。

(ホイッスル)

開始直後でした。

(実況) まずは 深く蹴って ここで止めようという。ファーストタックラーが・・・

  そしてボールを奪いました。さあ 東海が まず一つターンオーバー。

  展開をしていって野口。日本代表。外から 1人余っている!早くも抜けた!

  トライ!東海先制!ノーホイッスルトライ!

僅か20秒で 先制トライを奪われます。

しかし 帝京の選手が慌てる事は ありませんでした。

前半8分。大学に入って 12キロ体重を増やした 秋山の突破から 反撃のトライ。

後半は 1年生の木村が躍動します。

(実況)切り裂く 木村のランだ! 更にボールつながった菅原(すがはら)。

   ミスのない帝京の攻撃。あ~ これは また堀越から 外は竹山が トライ!

[帝京大 31-12 東海大]

31対12。

9連覇へ 残るは あと1勝。

[1月6日 決勝戦前日]

1月6日 決勝戦前日。 

最後の練習に臨むレギュラー陣は

ディフェンスのコミュニケーションを 繰り返し確認していました。

それを見守る部員たち。

1年生の研修で指導役を務めていた 3年生吉川浩貴選手。

今シーズン レギュラーの座を勝ち取る事は できませんでした。

部員140人を超す帝京で ユニフォームを着ることができるのは 僅か23人です。

3年生吉川浩貴選手 

   「試合に出ているとか 出ていないとか関係なく

   帝京大ラグビー部全員でやってきたことを 最後全員で 戦いに行く 

  やりきるというところで みんなが心ひとつにしていると思う

   出られないのも自分の実力不足と 自分でもわかってますし

  そこですねてたり もういいやとなっていたら

  自分の成長にはならないですし 

  何かメンバー外
もやれること いっぱいあると思うんで

  それをしっかり自分の中で 考えてやっています

練習後 試合に出る選手に 塩で清めたユニフォームが渡されます。

「1番!」 「はい!」 「3番!」 「はい!」 「9番!」 「はい!」 「10番!」 「はい!」

「11番!」 「はい!」 「2番 キャプテン 堀越。」 「はい!」

堀越康介主将 

      「明日のゲーム このチームで この仲間と共に

       1年間 積み上げてきたもの 集大成 全て出し切ろう。

       最後 俺たちがやってきた事 できる事 やり続けよう。

       ここにいる全員 一人一人の思いがあると思う。

       ここにも 一緒に戦ってくれる仲間がいる。

       その思いを厳しさに変えようぜ。

       厳しさを前面に出そう。

       その厳しさを メンバーは 明日 楽しもうぜ。

       思いっきり楽しもう。

       明日は 心を一つにして 全員で戦いにいく。

       笑顔で終わる 1日にしよう

       頑張ろう!」

(一同)「よしっ!」

「ワン ツー スリー!」

 (一同) 「WIN!」

[1月7日  決勝戦]

迎えた大学選手権 決勝。

今シーズンから トップリーグとの対戦がなくなり

これが このチーム最後の試合になります。

相手は 秋に大差で勝っている明治。

明治が勝てば 21年ぶりの優勝という一戦に

多くのファンが駆けつけていました。

9連覇へのキックオフ。

試合開始から3分間 明治が攻め続ける展開。

しかし 帝京の守りに 綻(ほころ)びは ありません。

前半3分。

明治の強烈なタックル。

帝京も思うように攻められません。

[前半6分]

そして 6分。再び 帝京の攻撃。

(実況)スクラム 動きません。お互い いいスクラムを組んだ中で 

   外に展開します。

   尾﨑。さあ この前に出た中で帝京 いいボール 出てきます。

   あ~っと インターセプトだ!

明治に ボールを奪われ 先制されます。

9番 小畑のパスミスが招いた 失点でした。

[帝京 0-5 明治]

小畑選手 「裏 蹴れ 蹴れっていうコール あったんですけど

     当たると思って 蹴るのをやめて 10番がいたんで。

     放った瞬間に もう やってしまったと思って。

[前半10分]

その3分後 帝京の反撃。12番 ニコラスの突破から

明治陣内に攻め込みます。

ニコラス・マクカラン選手 「ボールをもらった時 前にスペースが空いていた

 フットワークをいかして  ゴールライン近くまでいくことができた」

最後は堀越。このあとゴールも決まり 逆転します。

[帝京 7-5 明治] 

しかし この日の明治は 前回の対戦とは違いました。

[前半14分] 

力強い走りで そのまま トライ。

再び リードを奪います。

[帝京 7-10 明治]

明治の勢いは 止まりません

[前半25分]

25分 怒とうの前進。 

(実況)往年の 何か 重戦車を

     思わせるような明治の突進。

ゴール横に トライ。

帝京は 前半だけで 3つのトライを奪われました。

10点のリードを許した帝京。

過去8回の連覇で リードされて 折り返したのは 初めてでした。

[前半終了  帝京大 7-17 明治]

帝京 岩出雅之監督 

       「いや まあ これからじゃないですか 勝負は。

        一つ一つ 積み上げて 

    しっかりと 最後 笑いたいと思います。」

後半開始前 堀越主将は こう 声をかけました。

“しんどい時にこそ走ろう

厳しいところを思いきり楽しもう“

後半立ち上がりも明治ペース。

ペナルティーゴールを決められ

点差は 13点にまで開きます。

[帝京 7-20 明治]

しかし 苦しい状況でも

帝京は

笑顔を

忘れませんでした。

話し 竹山選手 

        「全然 危ないとか怖いというか 

      ハラハラするというシーンは

      本当に僕たちプレーしているメンバーは

      特に感じなかった

[後半14分]

後半14分。

堀越の前進から チャンスが生まれます。

(解説)堀越 よく前に出ましたね。

後半 初めて 敵陣深くに攻め込んだ帝京。

(実況)秋山だ~ 飛び込んだ トライ! 1本返しました 帝京。

秋山選手 

     「全員でつないだ トライだったんですけど

     しっかり自分たちに流れを 引き寄せられるトライ」

一気に追いつきたい帝京。

しかし・・・。

前半 失点につながる パスミスをした 9番の小畑が

タッチラインから出てしまい 明治ボールに。

帝京のゴール前。

ここで 明治にトライを許せば 連覇が 止まってしまうのではないか。

ピンチを救ったのは 8番の吉田。

ボールに絡んで 明治の反則を誘いました。

吉田選手 「常にそのところは狙っていて そこを取れば

       相手のアタックのテンポであったり

       ずっとアタックを継続されていたので

        どこかで断ち切る」

帝京に与えられた ペナルティーキック。

慎重にいけば陣地を挽回するため タッチキックを蹴る場面。

その時 ボールを持った 9番 小畑。

この日 ミスはありましたが

消極的にはなりませんでした。

ボールを小さく蹴って 走り出します。

小畑選手 「自分の判断でもあるし 尾﨑・木村選手から 「外!外!」と

       コールがあったので それにリアクションして 意思統一できたので」

尾﨑選手 「あの瞬間 少し相手がスペースを空けてくれていたのが見えていたので

       すぐにボールを呼んで 仕掛けることができました」

練習で培ってきた

とっさの判断とコミュニケーション。

(実況)ラインは整っているが・・・ うまく内に返した!

     尾﨑 サポートは・・・ いる!

     ボールが出れば チャンスだ! トライ!

岡田のトライ!

[帝京 19-20 明治]

(歓声)

岡田選手 「尾﨑がゲインをしてくれたおかげもあって

       自分の目の前にも スペースがあったので

       ここは思い切り行って ゴールも 目の前だったので」

岩出監督 「一瞬のチャンスを見逃さずに 全員が反応できて

      かつリーダーの指示のみに 動くのではなくて

      一番目の前に チャンスをつかんでいる選手たちが

      それに反応して さらに周りの者が反応して

      最終的に 一気に トライまで持ち込んでいった」

ゴール正面のキックを 竹山が落ち着いて決め 逆転

[帝京 21-20 明治]

時間を20分残し 点差は1点。

一進一退の攻防が 続きました。

死力を尽くした戦い

お互いに譲りません。

そして・・・。

(歓声)


況) ここで ノーサイド! 帝京 逆転での9連覇!

[帝京大 21-20 明治大]

(実況)すばらしい死闘でした。

13点差からの逆転優勝。

厳しいゲームを楽しみながら

全員でつかんだ9連覇でした。

試合に出られなかった 部員のもとへ駆け寄る選手たち。

(掛け声)

堀越康介主将 

      「本当にキャプテンとして ほっとしている気持ちもありますし

      みんなを笑顔にできて 良かったなと思います。

      毎年毎年 現状に満足せずに 

    イノベーションして 進化していった形が

    今年の9連覇になったと思います。」

スタンドで 選手たちのプレーを見守った

3年生の吉川浩貴さん。

3年生 吉川浩貴選手 「ずっと僕は信じていました

     グラウンドに立っているメンバーを。

     不安になることもなかったですし

    最後も絶対やってくれる

    僕は信じていたので。 

    あそこに立っている15人を

    尊敬し信頼して見ていたので

      やってくれました。

    来年は 立ちます あそこに 頑張ります

帝京大ラグビー部 岩出雅之監督

   「理解の早さといいますか

  気づきの早さ

    年々増しているように思うんですけど それが

    学生自身のイメージと行動  

  そして何よりコミュニケーションかなと思います

    こう本当の意味で完成した組織の結果ではないと いつも思いますので

   僕自身の未熟なところを自分自身で 少しでも改善して 

   組織の未熟なところを学生と共に しっかりと整えて

   より良い学生が育つような環境に 

   そして彼らの目標を達成できるような 

  環境に育てることが 

    また次の優勝という 

    また連覇ということにつながることだと いつも思うんです

    まだまだ進化していかないといけない

  僕も選手たちも組織も変えていくことが

  この連覇の本当の意味の価値かなと」

[1月10日]

決勝戦の3日後 ラグビー部のグラウンドでは

胴上げが行われていました。

宙を舞っていたのは トレーナーや栄養士など

チームを陰で支えたスタッフたち。

選手が感謝を込めて上げた回数は 連覇と同じ 9回。

一人一人が考え

 全員がリーダーとなり 

楽しむ。

敗北と勝利を重ねて 

育まれた文化は

また次のチームへと引き継がれます。

“全員リーダー”の組織論

~帝京大ラグビー9連覇~

語り 佐藤隆太  取材協力 帝京大学ラグビー部  写真提供 ベースボール・マガジン

映像技術 山田高央  音響効果 新居亮佑  編集 樋口俊明  

取材・撮影・ディレクター 荒川慶  制作統括 小野勇人

                           終  制作・著作 NHK

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