土砂降り 僕たちは、運命に立ち向かった。
「いつものお客さんが来ます」
安藤智明77歳
50年前、東アフリカ•タンザニアで働いていた。新聞の配達制度は無いので、車で出勤するいつもの道で、橋のたもとに立つ同じ少年から新聞を買った。
少年は新聞の束を抱えていて、車から身を乗り出して小銭を渡すと新聞を握らせてくれた。
ある日家を出る時は雨模様の空模様だったが、途中から土砂降りとなった。自分は濡れても、新聞は濡れないようにビニールで包み、少年はいつもの場所に立っていた。
「こんな大雨の中に立ち尽くしていては、風邪をひくよ。その新聞全部よこしな!」とスワヒリ語で語りかけ、お札を数枚握らせた。すると少年は受け取らず、「私のいつものお客さんが、後からもやってきます」と言い、1部渡してくれた。
少年の心入れに、自分は自分の取った言動を恥じ入った。少年は後から来る常連客のためにも売り続けなければいけない使命感に溢れていたのだ。
まだ12から13歳とは言え、新聞売りのプロだと恐れ入った。職場で同僚にこの話をすると、「たいした少年だ」と評判になった。3年の任期中、少年から新聞を買い続けた。
朝日新聞朝刊4月6日付「みんなで語ろう 忘れられない言葉」
土砂降りを捨てよ、街へ出よう
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金曜日、娘が卒業した小学校の桜の前で、正装してランドセルを背負ったいかにも新1年生といった感じの子が、記念撮影をしていたって。
気持ち、分かるな~。
あの天気予報だと、土日で土砂降りの「桜散る」になりそうだったもの。
昨日は地元の桜は意外と強かった。
入学校の桜の木は、いかにも「その日の記念撮影用」という感じなので、学校も気をもんでいるだろう。
確か小学校入学の時も、桜は散っていた。
あーあ、残念だなとは思った。
その気になれば門の外からだから簡単なのに、予め写真を撮ろうとまでは、思わなかった。
でも中学のあの桜の木には、妙に拘ってしまう。
もう少し、頑張ってくれ。
いったんは諦めたが、今年は桜満開の期間が長い。
やっと訪れた春を、祝ってもらっている気分。
頑張れ~、〇〇学園桜。咲いていたらチューしてあげる
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必要とされない蒼い螺旋に飲まれて
何処かへ向かって独り流され続ける
週間 月曜は雨や雷雨 水曜は土砂降りの雨・冬の寒さ(https://t.co/8VuQ1O9Nbx) https://t.co/d3GduQN3NI