ライブビューイング掘り出し物アイテムコレクション
昨日、映画館まで欅坂46の3rdイヤーアニバーサリーライブのライブビューイングを見にいってきました。
席はなんと最前列で、こんなところで一番前でも仕方がありませんし、前すぎてかえって見にくかったです。
でも、前をさえぎる物・人が一切なかったのはよかったかな。ときどき厄介な人がいるものな。
ただ、映画館にいる人がどういうふうに沸いているのかは、途中で後ろを振り返ってなどいられないのでさっぱりわからなかったのが玉にキズでしたけど。
ライブビューイングの最前列はちょぉ待ってぇや、となる… いろいろと強すぎそう #欅坂46 #欅坂463rdYEARANNIVERSARYLIVE https://t.co/MOBcs6LaIW
入場しました。 #欅坂46 #欅坂463rdYEARANNIVERSARYLIVE https://t.co/tB2j1IijxM
客層は、私が行った上野TOHOシネマズでは、老若男女さまざまでした。
若い女の子、男性から、30代以上の方、車いすの方、たまにかなり年配の白髪まじりの方、いろいろでした。スーツを着たサラリーマンの方も、始まる直前に駆け込んできたりしていました。
セトリです。
①サイレントマジョリティー
②世界には愛しかない
③二人セゾン
MCコーナー
④音楽室に片想い
⑤僕たちの戦争
⑥渋谷川
⑦Nobody
⑧手を繋いで帰ろうか
⑨制服と太陽
2期生の自己紹介コーナー
⑩誰のことを一番愛してる?
⑪東京タワーはどこから見える?
⑫結局、じゃあねしか言えない
⑬ごめんねクリスマス
⑭ヒールの高さ
⑮100年待てば
⑯アンビバレント
⑰風に吹かれても
アンコール
①シンクロニシティ
MCコーナー
②危なっかしい計画
ダブルアンコール
①W-KEYAKIZAKAの詩
MCコーナー
では、個々の感想をば...
1.一番エモかった曲は『二人セゾン』...
『二人セゾン』は、私にとっては、また私以外のファンの方でもおそらくかなりの人が一度は死んだ曲という認識だったろうと思います。なぜなら、2人パートをやる今泉佑唯、志田愛佳が卒業し、原田葵が休業中で、重要なピースが欠けている曲だからです。
それが、昨日のパフォーマンスでは、葵ちゃんのところを森田ひかるちゃんが、今泉パートを井上梨名ちゃんが、そして志田パートを松田里奈ちゃんがそれぞれ埋めて、かつての完成形の『二人セゾン』が復活していました。
しかも、2期生たちは、いい笑顔を浮かべて楽しそうにパフォーマンスしているじゃありませんか!
不死鳥のように復活した『二人セゾン』に胸が熱くなりました。
昨日のライブの意義の半分くらいはもうこの曲で満たされたといっても過言ではないように思います。
”新生欅坂46”、確かに見届けました!!
2.『シンクロニシティ』は「僕」の物語だった...
乃木坂46の『シンクロニシティ』をアンコールの1曲めでカヴァーしましたが、ネットで昨日,おとといに情報が流れていたように、本家の振り付けとは全然違ってました。
言葉で表現するのは難しいですが、あえて言えば、「僕」の物語を表現していました。
本家(乃木坂46)の振り付けは白い天女たちが一体となって華麗に舞うものですが、欅坂ヴァージョンの『シンクロニシティ』は、孤独な僕が愛によって救われて涙ぐむみたいなメッセージ性を持っていました。
やはり、自分が,,で書いたことは当たっていたのだろうなと思います。
漢字欅の主人公の「僕」の物語の延長戦上にある曲なんでしょうね、『シンクロニシティ』という曲は…
カバァーしたシンクロニシティの振り付けは本家の乃木坂のとは大幅に違ってたけれど、総じて言うなら欅坂の「僕」の延長線上にある「僕」なんだと思いました。孤独で無口な僕であることは変わらないんだけど、普遍的な”愛”という答えを見つけた僕なんだよな#欅坂46 #欅坂463rdYEARANNIVERSARYLIVE
3.小林由依がソロで生歌の『渋谷川』を披露
ギターの弾き語りでゆいぽんが『渋谷川』を歌いました。かつてゆいちゃんずの曲としてファンの間で人気の高かった曲ですが、この日はソロでした。
が、重要な相方が欠けたという哀愁感は全然なかったし、本人も笑顔を浮かべながら楽しそうにやってましたし、これはこれでひとつのパフォーマンスとしてアリだなと思いました。
ここのところは『二人セゾン』とは逆に、小林由依の存在感の成長を実感させてくれた一曲になっていたと思います。
4.手つなが見せた欅坂46の変わらぬ部分...
ゆっかねんが主役のこの曲は、初期の頃から変わらぬ2人が正副キャプテンであることがメンバーみんなの心理に好影響を与えていたと私は見ました。
とにかくみんな楽しそうにパフォーマンスしていました。また、てち、それから握手会を休んで心配されていた鈴本さんも、笑顔がたくさん出ていました。
欅坂46の歩みにおいてはこれまでいろんな苦難が降りかかってきましたし、卒業していなくなってしまったメンバーもいます。が、正副のキャプテンであり、いつも笑顔の菅井友香と軍曹キャラの守屋茜は、そんな激変の歴史の中でその変わらぬ姿を維持してきました。
結局、この2人の持つ安定感がみんなに安心感を与えて、みんなが笑顔になれるパフォーマンスになったのだと思います。
見ていてはらはらすることの多いこのグループですが、昨日の『手を繋いで帰ろうか』は、曲の頭から最後まで大丈夫感が全体にただよっていたように感じました。
ちゃぷてんたちのことを、ぽんこつだとか、リーダーシップ足りないだとか言う人もいるけれど、その逆に、そうじゃないことを示したのが昨日の手つなだったんじゃないかな?
5.2期生の活躍について...
昨日の2期生は総じてよく出来ていたように思いま
す。
途中のMCコーナーで、話を振られて、「このライブに参加することはかなり急に決まってしまって、振り付けも短期間でやりました」的なことを2期生の誰かが言ってましたが、急造感は全然無かったですねー...
とくに爪痕を残していたと思ったのは、森田ひかるちゃん、井上梨名ちゃん。松田里奈ちゃんも良かったと思います。
井上ちゃんは欅に入ってきた最初の頃はパッとしなかったけど、ここに来て、清楚感のある、欅坂には無い感じのキャラとして目立つ感じになってきたような...
他の子も笑顔がたくさん出て、それがいい雰囲気をかもしだすことに寄与していて、ライブへしっかりと貢献していました。
ただ、山崎天ちゃんは、ところどころで少し表情の固さが出ていたように思います。緊張感なのか、それとも、2期生参加が急に決まったわけだけど、思うように振り付けを覚えられなかったからなのか...
6.平手ちゃんのコンディションについて...
エースの平手さんは、この日は調子が良かったと思います。
その原因としては、やっぱりセトリなんでしょうかね。
キツイ曲(不協和音、ガラ割れ、黒い羊)を避け、そして、明るく沸く曲(手つな、危なっかしい計画)、愛がテーマの曲(シンクロニシティ、せか愛、セゾン)、楽しく踊れる曲(アンビバ、Nobody)を入れて、なおかつソロ曲(Parco、山手線)もはずすことで、かなり負担が減ったのでしょうか。
ピークはアンビバだったと思います。アンビバのなかで、私は、彼女の自然で爽快な笑顔を見つけました。ダンスもキレッキレッでしたし。また、その直後の風吹でも楽しそうに踊っていたように見えました。
昨日の記事で紹介した日経エンタメの記事の通り、今野さんと面談してセトリを工夫したことが昨日の成功をもたらしたということなんでしょうね。
7.1期生の優勝はこの2人...
1期生の中でとくに良かったと思うのは、長沢菜々香さんと佐藤詩織ちゃんです。
なーこちゃんは目が優しいのに目力もあって、顔つきも本当にほとけみたいでした。多幸感があふれていたような感じ。
とくにユニット曲(僕たちの戦争、ごめんねクリスマス)では一番目立ってたように思います。
佐藤詩織ちゃんは女らしさと美しさを兼ね備えたヴィーナス感を感じるシーンがところどころにありました。
5人囃子の曲では、私の目はしーちゃんのみを追っかけていました。
結局、2人とも、この日のセトリに合ってたんだよなぁ...
激しい系の曲や暗い系の曲をさけた昨日のセトリは、エースの平手ちゃんに負担を発生させないという効果をもたらしたのとはまた別に、長沢菜々香と佐藤詩織という2人のメンバーの良さを引き出してくれていたように思います。
このグループのプロデュースにおいて、今後の参考になるんじゃないでしょうか...
ライビュ視聴勢が佐藤詩織さんのパフォーマンス絶賛しているの嬉しいんですが、抜かれてないところもめちゃくちゃいいんですよ!!Nobodyは腰つきが1人だけ(良い意味で)破壊力すごいし、誰愛で一瞬センターになるシーンはキレがすごいし、シンクロニシティは指先が美しくて女神です
「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」大阪公演ありがとうございました‼️🌳 #欅坂46 https://t.co/ARsNhQImk2
まだまだ語りたいことはあるんですが、とりあえずはこのへんで...
この次は、グループとしてなら武道館。2期生のみのイベントなら、おもてなし会ですね。
ともかく、結論としては、次へ楽しみがつながる3rdイヤーアニバーサリーライブになったと思います。
了
いいオンナに必要なのは、お金と、いいオトコと、いいライブビューイングだと思う。
紅ゆずるが緻密な構築を積み重ね、役を完璧に演じてきた経験は、カールという人物を生きる糧となりました。
完璧に作り込めば、それは真実になる。
そんな彼女の男役人生、舞台人としての真髄は、前回の大劇場公演「ANOTHER WORLD」の康次郎あたりから究極の領域に入ったと思います。
つまり、彼女の中で作為/無作為の境界がなくなり、実は作り込んでいる偽の自然体や、演じる本人そのままになってしまっている自然体とも異なる、「役の人物を生きている」状態にあるのです。
象徴的だったのが千秋楽ライブビューイングで感じた彼女(=カール)の呼吸、息づかい。
これはもはや「上手い芝居」という次元ではなく、本物、カールそのもの。
きっと毎日、毎公演、カールは人生を生きているんだろうなと確信できる、そんな魂が溢れる息でした。
上田先生が東京公演のプログラムで書いているように、これが紅ゆずるはじめ生徒たちにとってどれだけ大変なことでしょうか。
退団発表したこと?
それで気持ちが、ギアがさらに入った?
紅ゆずる=カールの存在には一切関係ありませんでした。
幕が上がれば、物語の世界を、役を、ただひたすら生きるだけ。
彼女の舞台は、トップになる前からずっとそうだったではないですか。
紅ゆずるはカールについて研究し、解釈はするのだけれど、その理屈やカールについて本人が感じることを役にそのまま反映させませんでした。
「解釈」を「演じる」のではなく、「心」が「動く」ことに正直であること。
これが上手い、いや、上手いを超えた本物である証拠です。
アンゼリカの件、マルギットの件、いずれも仕方がなかった。
仕方ない、仕方ない・・・けれど!自分が幸せにしたかった。
そして自分もそういう形で幸せになりたかった。
でも、やっぱり、きっと無理だったんだ。
永遠に巡り続ける愛情。
紅ゆずるのカールはそんな気持ちを抱えながら冒頭は銀橋、ラストは甲板に立っているように感じました。
私が最も共感できる場面です。
血が通い、体温を感じ、汗と涙と酒が飛び散り、仲間たちとの笑顔が劇場にほとばしる。
舞台上に生きるカールに、「人間」とその人生を魅せられました。
この作品を選び、マルギットを配した上田久美子先生の手腕が見事であるという前提があるにせよ、綺咲愛里も素晴らしかったです。
彼女も自身の解釈や感想が「マルギットを生きる」ことに影響しませんでした。
それが古風なヒロインか、現代風か、あるいは・・・ということは関係なく、マルギットはマルギットでしかありません。
父が厳格に守る型に反発、自由を求めて家出をし、情熱的な恋に落ち、でも幼馴染の許嫁とは家族≒兄のような信頼を置いている。
常に刹那的で、奔放で、それがまた魅力的な人物。
やはり紅ゆずる=カールという存在があるからなのか、余計な力が入っていません。
心を軽くして(これが非常に難しい)、しなやかにマルギットの人生を生きていました。
愛らしく微笑ましい場面。
しっかりしてくれよ!と父親のように叱咤したくなる場面。
一人の人物に様々な感情が湧くのは、その人物が真に生きている証拠だと思います。
単に「罪な女」、とか「お姫様的ヒロイン」、という型にハマるものでもなく、マルギットはマルギットなりに必死に、幸せになりたくて人生を歩んでいるのです。
綺咲愛里のマルギットには、そんな生のエネルギーの輝きを観ました。
この役を生きたことで、綺咲愛里の何かが弾けて、今後の役、パフォーマンスがより一層突き抜けたものになることを期待し、願います。
フロリアン@礼真琴は次の記事で書きます。
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