食べ比べ オトナが、キュンとくる。

青森に来ています。

青森で食べる寿司って本当に安くておいしいんです。毎食食べたいくらいなんですが、青森にはもうひとつ煮干しラーメンと言う旨いモノの強敵がいて寿司屋の訪問の数もそんなに伸びてませんが抑える店はちゃんと抑えてますよ。

ここも食べログの投稿はこれが初めてとなる店ではありますが、人気実力ともに上位の寿司店であることは地元の方のお墨付き。営業時間、定休日が不明だったためにこの日の昼の食事の後店の前に来て夜の営業を確信してやって来ました。

往きはバスで帰りは歩き。今回は市営バスを活用して行動範囲を広げました。この店の最寄りの停留所は文化会館前．もっと近い停留所もありますが、本数が少なすぎて使えません。

夕刻店に行くと明かりが点いていてホッとします。

戸を開けて入店。カウンター席がすぐあって奥に座敷が見えてます。

ワタシよりも少し年上の大将ですが、すごく若く見えますね。

この道４０年で、青森では３０年とか。体調を崩されて３年間休んで最近復活されたとかでワタシにとっては幸運でした。

いつものようにオーダーは後回しにして話から（笑）。

お決まりは、気楽に来てもらえるように値段を抑えて、あとは追加で補うというスタイルにしているんだとか。いいですねえ。いっぱい食べない人も食べられない人もいますからね。最近シニアのお客さんが多くなったのでこの方式が好評なんだそうです。

では、最初はそのお決まりから始めてもらいましょうか。念のために訊いたホヤは入荷なしでした。

話を続けてますが大将の手は動いていて、ほどなくして完成し目の前に置かれます。

お決まりは２０００円。これ一本。

①ほたて
青森のほたて、どこで食べても超絶旨い。ほたての甘さ、コク味は他の産地を凌駕してますね。その理由は湾に注ぎこむ水の豊かさ、山の自然にあると青森の別の寿司屋の大将が教えてくれました。

②ムラサキ雲丹
もう季節も終わりで産卵時期を迎えるそうですが、ぎりぎりで旨い雲丹を毎日食べてます。ありがたいス。

③小泊産赤めばる
ここでは握りで出て来ました。白身魚であるながらコク味を感じるすばらしい魚体でした。

④やりいか

⑤子持ち昆布
たまに食べるとものすごく旨い。上物なんでしょうね。

⑥いくら

⑦ぼたん海老

⑧北寄貝
ここも軽く湯通ししたものでした。残念。

目の前にあったネタから３貫握ってもらいました。

⑨こはだ

⑩あじ

⑪さば

この青物三種が素晴らしく良かった。

いろいろ話をしていたら、青森のモズク食べて帰る？と言われて、もちろんですとも。

＊青森産もずく
青森産のは細いけど食感がしゃきしゃきしていて粘りがあるんですよね。出汁もおいしくて、瞬殺、なくなりました。

＊海そうめん
食べ比べてみますか、と言って出された黒い糸こんにゃくみたいなもの。海藻だそうです。つるんとして味はくせがなく、ちょっと粘りがあって出汁のおいしさで食べる感じ。もずくの方が好きかな（笑）。

業界が長いんでなんでもよくご存知だった大将。

今凝っているというスポーツ吹き矢も面白そうやね。

またお会いしましょう。