松本バカ日誌6
松本の会社に昔勤めていた俺が来ましたよ
欲しい松本とクチコミやガイド、通販も
「部長、すいません」
部長に軽く頭を下げて。
相葉さんにも。
「お待たせしいたしました」
ペットボトルをそれぞれの席の前に置いた。
僕の席は相葉さんの向かい。
松本部長の隣。
「今日のカフェ、いかがでしたか?
大野のお気に入りの店だそうですが」
「へ〜〜大野さんの。よく行かれるんですか?」
なんて、話の導入は二宮さんのお店のこと。
場の雰囲気を和ませるための話題だから、なんでもいい。
ちょうど、この場の3人の共通の話題として、直近の出来事だし。
相葉さんと部長が和やかに話してる。
時々、二人の視線が僕にチラっと振られるのは、書類の準備は?
っていう、確認のためだろう。
部長の前に相葉さんの社に提示してある条件の書類を置いた。
相葉さんも持ってきてるんだろうけど・・念の為に相葉さんにも。
チラっと部長が視線を振ってきた時に、小さく頷いた。
「では・・・そろそろ本題に入らせていただきますね。
相葉さんのお時間を無駄にするわけにもいきませんから。
わざわざご足労いただいてるのに・・ね?」
さっきまでにこやかだった松本部長の顔がビジネスの顔に変わった。
やり手で、契約の交渉において、凄腕という噂は聞いていた。
そのやり方・・・・見せてもらえるのかな?
相葉さんはやっぱり、今回は契約できない、と伝えるためだけ。
わざわざ、うちの社に来る必要なんてないのに、来てくれた。
松本部長はあっさりと引き下がった。
もしかして再交渉に持ち込むのかな?って思ったんだけど・・・
僕は社の出口まで相葉さんを送っていった。
相葉さんが僕の手をギュッと握った。
僕もしっかりと握り返した。
「今までありがとうございました」
「大野さんとお会いできなくなるのが、心残りです。
契約と関係なく、会いに来てもいいですか?」
相葉さんの親指が僕の手の甲を撫でた。
「早速、今夜・・・・どうですか?」
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