IT’s a 正月
近くのカラオケに到着!!
送別会の会場が私の自宅から近かったのですが、
カラオケは、もっと自宅から近くなりました。
もう、這ってでも帰れる距離です。
参加者は、
上司の直属の部下(パート)からは、
午後の男の子と私。
店長、副店長、あと女性2人、上司の7人です。
副店長が、ジュディマリ聞きたいっと言うので、
くじら12号を女性の方と交代で2人で歌いました。
盛り上がったところで、
今度は、店長か副店長に歌わせたい私は、
河島英五の 酒と泪と男と女を
歌ってください。とお願いしました。
副店長も店長も歌ってくださいました。
そして、ぽつりと店長が
これは、おれの死んだ奥さんと最後に歌った歌なんだ。
っと話してくださいました。
店長は、カラオケでめったに歌わないで、
踊って盛り上げている役なので、
今回歌ってくださって私はすごく嬉しかったです。
私の父と一緒で、恥ずかしがって、
歌わないのです。
えっ??
亡くなった・・・。
店長と副店長の間に座っていた私。
店長は、私にぽつりぽつりと話してくださいました。
(もうその間、午後の男の子の
お調子者お祭り男は抜群の歌唱力で
歌っていましたから、聞きづらいってらありゃしませんが・・・・)
自分が29歳で、奥さんが30歳の時。
長男は3歳だったそうです。
奥さんのお腹の中には8か月のお子様がいました。
もうすぐ、出産という喜びで生きていらっしゃったのでしょうが、
病気の為、奥さんは亡くなり、
そして、お腹の赤ちゃんも一緒に亡くなったそうです。
奥さんは、私と同じ歳です。
3歳の長男を連れて、店長は
ご実家に帰られたそうです。
他県で暮らしていたため、
奥さんのご両親にはたくさん会っていた3歳の息子さんですが、
店長のご実家にはお盆と正月のみの帰省だったため
あまり、会っていなかったそうです。
でも、これから悲しみの中でも暮らしていかなければならない。
店長は、実家でお子さんをお母さんに頼み、
お父さんと店長は、仕事をする生活になったそうです。
奥さんとお子様を亡くされて、一ヶ月半は仕事ができない状態だったのにも
関わらず、仕事をする生活をしました。
その息子さんも今年、33歳。
あの時の店長よりも年上になられ、とても立派に成長されたようです。
店長は、再婚され、
そして、再婚された奥さんとの間に2人子供を授かったそうです。
ご自分の体験からも、
私の娘のことを心配して下さり、
今は、大変だけど、
娘さんは、とても幸せになるよ!っと言って下さりました。
娘が幸せになるっと言ってくださったのは、
店長の他に一人います。
(身内は幸せを願ってやまないので、
幸せになるよっとは言いませんから、
身内は省きます。)
その一人とは、
お姉ちゃんの担任の先生です。
家庭訪問で言われました。
娘さんは、絶対に幸せになります。っと言ってくださいました。
先生は、いつも心配してお姉ちゃんを見てくださっています。
今のお姉ちゃんは、とてもいい笑顔をしているようで
先生と一緒に私は安心しているのです。
私は、息子を亡くして、いろんな人のいろんな苦労を
聞かせていただくことができたし、
そして何より、
今まで幸せに暮らせていたことへの感謝、とともに
息子を産んで、息子の笑顔を見ることができて、楽しい時間を過ごすことができて
世界一の幸せ者だと思っています。
子供が死んだのに、幸せ者だなんて頭が狂ったんじゃないかと思われるかもしれませんが、
私は、息子が私のもとに生まれてくれたことに感謝しています。
早くにお浄土に行ったことは悲しいけれど、
でも、いつかはみんな行くから、
待っていてねっと笑顔で言えます。
(言えなくて、ふさぎこんでいるときのほうが多いですが・・・。)
人間強くなくても、周りの人によって支えられ、
ちょっとずつですが、強くなるのです。
私も、ちょっとずつですが、強くなってきています。
でも、一番強いのは、やっぱりお姉ちゃんなのですが・・・。
つづく。
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