松本の格安販売店紹介!多くの注目を浴びてる注目品になりつつあります
ぇえ…
甘やかしすぎじゃね?
んな事…ねぇょ……
急に声小さいじゃん(笑)
俺はそんなにしてやりませんよ?
相葉さん調子に乗りますから…
それはそっちの事情で俺と潤とは違うだろう…
や、聞いた事無いよ?
飲みに行ってる人をわざわざ迎えに行ってやるとかさ…
JもJだよ…お迎えしてもらってさ…
あ、つーか翔ちゃん
この話、相葉さんに言わないでよね!
絶対俺に色々クレーム言いだすからあの人
や、知らないけどさ
潤は当たり前と思ってないよ?
あいつの名誉のために言うけどさ
来ないで大丈夫だからぁ…って言うんだよ?
俺が安心したいだけなんだって…
アルコールが入って
いつも以上に可愛くなっちゃう恋人…
周りが放っておかない訳だよ…
ならば店を出た所でゲットしてやりますよって話っ!
尽くして尽くして尽くして…
見返りは?
側に居てくれるだけで良いとかやめてよ?(笑)
俺はさ…
一緒に居るようになって……
不規則な生活の中でも潤のお陰で規則正しくなったりしてる自分が好きで…
は?
意味わかんねぇ(笑)
だからさ!
朝、昼、夜とまでは行かなくてもさ?
明るくなったら目が覚めて
お腹が空いたり、暗くなれば眠たくなったり
当たり前の?
人としての生きる糧や、なんつーの
衣食住?つーの?
その全てにおいて潤がサポートしてくれてる
お互いさまとは言えね
Jの事だから甲斐甲斐しくヤるんでしょ?
ぁ、やっぱ相葉さんに話してよこの辺の事
俺の事をもっと敬えと…
甘やかせと
衣食住やらその他のサポートをしろと
ヤだわっ!!
あっ!ニノっ!!
グェっ!!!
イデェっ!!
おいっ!!!
飛び込んで来んなやっ!!
ふはは(笑)
受け止めてよぉ!!
無理だろっ!!
ガタイの差な!!
しょおくん…
お疲れ様っ…
ん、潤もお疲れ様…
チョコンと隣に座ってくっ付いてくるもんだから…
相葉くんが…
可愛い潤ちゃんっ!!!
ニノもさぁー!
やってよ今みたくっ!
潤ちゃんみたくっ!
ヤダって
お願いっ!
そしたらめちゃめちゃ甘やかすから!
翔ちゃんみたくっ!
まぁくんっ!!
あ…ゴメン潤ちゃん(笑)
もぉぉ!
言わないでよぉバカバカっ!!
何よJ…
聞こえねぇのよ…
んでも無いよぉ……もぉぉ
あのねあのね!
潤ちゃんがね!
くふふっ!かっわいいのぉ!!
まぁ!!!
もぉ、知らないからっ!!
潤?
あーあ行っちゃったよ(笑)
相葉さん何よ怒ってんじゃないのよJ…
ほら、大野さんに逃げたよ(笑)
なんなの相葉くんっ!!
いやね!
潤ちゃんが言うのっ!
まぁくん聞いて?
あのね、こないだぁ…
しょおくんが夜中なのに迎えに来てくれたの…
……スっごく嬉しくなっちゃったんだぁ
つって(笑)
しょおくんね、優しいの…
ねね、皆んなにも優しいけどね!
俺には特別に優しいんだよ?
つってさぁー!!
カズも優しいじゃん?
智も…
まぁくんも…
けど…
しょおくんはね…
とびっきり…
とびっきりなんだぁ〜
ねぇ……
翔ちゃんそんなに俺たちに優しいっけ?
ズリィよー!!
ね、ニノもさぁ俺にとびっきり優しくしてっ!
やなこった
バーカ!!
バーーーカ!!!
潤がチラチラ見てるから(笑)
本当にもぉ…
すかさずスマホを手に取り潤にLINEする…
既読になったと同時にコチラを見て
バカ…
つって(笑)
ふふ(笑)
かわゆす……
お迎えした甲斐があります
潤がそんなに喜んでるなんて知りませんでした
そーかそーか!
俺のやってる事は自己満だと思ってたけど
結果、潤が有頂天になり相葉くんにまで自慢してるなんてっ!
神様仏様松本様っ!
これからも俺の自己満に付き合ってくださいっ!
潤っ!
大好きだぞっ!!
もぉぉ!
まぁくんのバカっ!
内緒って言ったのにぃ!!
けど……
………しょおくん
…………なんですかぁ?
…………イッパイ好き
ヽ(・∀・)ノやったぜっ!
………今夜はピーマンの肉詰めですっ!
………ビール買ってくな
ねぇ!何ニヤニヤしてんの翔ちゃん!!
別に…
オイラ知ってるぞ!
まちゅづんとコッソリLINEしてるもん
智っ!!
覗いたの?!
サイテー!!
まちゅづん! 俺にも甘えろ!
甘えさせてやりたいんだっ!!
智くんヤメろ!!
潤こっち来い!
こんな松本は嫌だ
〖BLですよ
腐ってますよ
苦手な人は読んじゃダメだよ(๑• – •`๑)〗
走って走って走って……
自分でもどこをどう
走ってきたのか分からないのに
気がついたら相葉先生のアパートの前にいた
いや……さすがにそれはダメだ
都合よすぎるだろ…
付き合ってた人が怖くなって
自分に好意を寄せてくれる人の所に
逃げ込むなんて……
はぁぁぁぁ…………
深い溜息をつきながら
おとなしく自分の家に帰ろうと振り返ると
コンビニ袋を下げた
スエット姿の先生が歩いてきた
まぢか……
「あれ、櫻井くん?」
「タイミングがいいっつーか
悪いっつーか!」
「え……なんで僕キレられてんの?」
せっかく来たんだから……
なんて部屋に上がらされて
結局、先生のうちでお茶をもらう
「お昼はもう食べた?」
「うん……」
「じゃあ、今お昼買いに行ってたから
ちょっと食べさせてもらうね……
お腹すいちゃって」
「……どうぞ
つか、やっぱ帰るよ」
「いや、いいよ……ここにいて?
せっかく会いに来てくれたんだし……
夏休み入っちゃったから
どうしてるかなぁ……って思ってたんだよ」
「会いに来て……って」
そんなつもりは無かったんだけど
どうしてここに来てしまったんだろう……
そんなことを思っていたら
先生が顔をのぞき込んできた
「……松本さんとなんかあった?」
「へ?!」
「いや……やけに思い詰めた顔してるから
青少年の悩み事なんて恋愛が常かなって」
「……教師ってそういう教育もされんの?」
「はは、そんなの無いよ…
ただの経験値、かな
割と生徒から恋愛相談されるんだよ」
「そうなんだ……」
「櫻井くんの話も聞くよ?」
「……いや、大丈夫です」
「でもさ……
さっきからスマホが唸りまくってるけど」
確かに……
走りまわってた時から
スマホが5分とか10分おき位で
ずっと鳴ってるから
バイブにしてた……
「……うん、知ってる」
「こう言ってはなんですが……
櫻井くんはどうしてここに来たのかな?」
「わかりません」
「…僕に会いたかったからじゃないの?」
「……わかりませんっ」
「櫻井くん……」
「だって……気がついたらここにいたから」
そう言った俺に
先生が力なく笑ってそっと頭を撫でる
「そっか……うん
じゃあ何があったかは聞かないよ……
櫻井くんは僕にどうして欲しい?」
「……いつも通りでいて欲しい」
「りょーかい♪」
この中に松本が隠れています
二宮からの誘いを断って、まっすぐに家に帰ってきたというのに・・・。
ソファに身体をあずけて目を閉じても・・・ピリピリと高まった神経は鎮まることはなくて・・・
閉じた瞼の裏に浮かぶ松本の隣で微笑む智君の姿は・・・振り払おうとどんなに頭を振っても消えてはくれなくて・・・じわじわと心を蝕む。
俺には羞恥心の欠片さえ見せたことがないのに・・・
恋人にはあんなふうに・・・
まるで初めて恋を知った少女みたいに・・・
恥ずかしそうに微笑んでみせるんだ?
同じようにずっとそばにいたのに、俺と松本・・・いったい何が違ったっていうんだろう?
なんで俺じゃダメだったんだろう・・・?
なんで・・・恥ずかしそうに微笑む智君の隣にいるのは俺じゃなくて松本なんだ?
・・・くそっ!
智君に直接ぶつけるわけにはいかない、行き場のない怒りにも似た苛立ちと共に飲み込んだ琥珀色の液体が通り抜けた喉が・・・胸が・・・焼けつくように熱い。
ひとりヤケ酒を煽るしかない俺と違って・・・
智君は今ごろ松本と楽しい時間を過ごしているんだろう。
こんなことなら、ニノの誘いを断らず、いっしょに食事にいっていたほうがよほど気が紛れていたのかもしれない。
グラスの中の残ったアルコールを無理やり喉に流し込む。
こんなときは眠ってしまうに限る。
いつもそうやって理不尽を飲み込んできた。
今回もそうやってやり過ごすしかないんだってわかっている。
じりじりと焼けつくように痛む胸を抑えて、ソファに身体を沈めた。
ふわりと香る甘い香り・・・
頬に何かやわらなものが触れて・・・くすぐったさに目を開けると目の前に智君の顔があって・・・
「・・・智君?」
慌てて起き上がろうとして、こめかみにズキンと痛みが走る。
「・・・つっ」
再びソファに倒れこんだ俺を
「翔ちゃん・・・大丈夫・・・?」
智君が心配そうに覗き込む。
・・・なんで智君がいるんだ?
ドキドキと高鳴る心臓とこめかみの痛みがリンクする。
一瞬ここがどこで自分が何をしていたのかすらわからなくなって・・・
とにかく落ち着こうと目を閉じて・・・ゆっくりと深呼吸を繰り返す。
たしか・・・松本と智君のことでショックを受けて・・・
二宮の誘いを断って・・・家に帰って一人で飲んでいたはずだ。
だとすれば・・・ここは俺の部屋で・・・
どう考えても智君がここにいるわけがない。
今ごろは松本といっしょにいるはずだから。
・・・これは夢か?
夢・・・そう考えれば、目の前にいるのは俺が都合よくつくりだした智君ということで納得できる。
それにしても・・・
なにもかもを忘れたくて・・・
忘れようとして・・・
浴びるようにアルコールを飲んだというのに・・・そうやって逃げ込んだ先の夢の中にまで智君がでてくるなんて・・・。
俺はいったいどれだけ智君のことが好きなんだろう。
どれだけ想っても報われることはないのに・・・。
呆れるほど智君のことが好きなんだということを自覚して・・・そんな自分が憐れで自嘲がこぼれた。
でも・・・
そっと目をあけて・・・目の前にある智君の頬に指をのばす。
夢なら・・・
夢の中でなら・・・俺のものになってくれるだろうか。
俺だけのものに・・・。
恋人に・・・
松本に向けるような笑顔を、俺にも向けてくれるだろうか。
一度でいい。
一度だけでいいから・・・
あの笑顔を俺にも・・・
そう願ってそっと智君の頬に触れた指に・・・智君の指が重なる。
触れた頬に・・・
重なる指先に・・・体温を感じて・・・。
夢にしてはずいぶんとリアルだな・・・と思う。
「・・・翔ちゃん?」
智君が不思議そうに首を傾げた拍子に甘い香りが鼻を擽る。
・・・智君の匂いだ。
匂いまで・・・って・・・
夢にしては・・・リアルすぎないか?
一旦落ち着いていた心臓がまたドキドキと大きく早く脈打ちだす。
「翔ちゃん・・・まだ寝ぼけてるの・・・?」
俺を覗き込んで智君が可笑しそうにくすくす笑う。
頬にふわっと吐息がかかる。
・・・夢じゃない?
でも・・・夢じゃないとしたら・・・
なんで智君がここに・・・?
また最初の疑問に戻って・・・
再びズキズキと痛みだした頭を手で押さえて・・・身体を起こした。
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レモン・ティー(1975)
作詞:松本隆 作曲:筒美京平