ピカピカスピカ明智
二日間、不調で寝込んでおりましたが、
何とか復帰中ですねん。
具合が悪くなって、布団の中でつらつらと・・・・
「自分でやりなさい」と、
沙久良さんから言われたような気がしてですね。
絶対に言われるよな、多分。
ということで原因探しをいたしました。
そういえば、神棚の榊が片方のみ枯れていたんですよ。
オットに言っても品質が良くない榊だと言われましたん。
でも、同時に買ってきた榊が片方だけ枯れたので、
枯れた方だけの榊を取り替えても、
又、その取り換えた榊が枯れるんですよ。
勿論の事、最初の榊は少しだけ痛んでおりますがね。
これって、おかしいですよねぇ。
でも、オットは言い張る。
単なる偶然だとね。
これ以上、オットと話をすると更に頭痛がするので、
会話はストップ。
で、塩風呂等です。
今の所、結構効き目がありそうなので、
少し継続してみます。
明日は、もっと元気になるぞ。
ねっ、明智君。
統計から読む明智
(助かった・・・・・・っ。佐助くんの忍者秘密道具、抜群の威力だな)
振り返ると、味方の兵達も撤退を終えているのが確かめられた。馬から下りて草陰に身を隠した直後、信長様が私の両肩をぐいっと掴んだ。
信長「貴様、いったい何のつもりだ⁉︎命をどぶに捨てる気か」
(信長様・・・・・・)
「いいえ・・・。私はあなたを助けたかっただけです」
苦しげに見つめられ、どくっと鼓動が音を立てる。
(すごく、怒ってる。でも・・・・・・それ以上に私を心配してくれてる。人には、自分がどんなにピンチでも ”案ずるな” って言って笑うくせに)
信長「何度も言っているだろう。俺を案じて貴様に何の益がある」
(それは・・・・・・っ)
「あなたが死んだら、私が困るんです!」
信長「・・・・・・」
信長様と過ごすうちに大きくふくらんだ想いが、せきを切ったように溢れた。その手が血に濡れていても、人としてどこかが壊れていても、この方の自覚のない温もりが、切なくて、愛しくて、たまらない。
「あなたがいなくなったら、私が、悲しいんです・・・!あなたが生きていることが、私のいいことなんです!」
信長「っ・・・・・・貴様・・・・・・」
眉をひそめる信長様の唇から、吐息がこぼれた。
信長「囲碁勝負などしていないが、今のは貴様の自業自得だ」
「え?」
信長様の手が私の顎を持ちあげて・・・
「?!んっ・・・・」
熱い唇が、私の唇を強引に塞いだ。
(っ・・な、なんで・・・?)
頭が真っ白になって、心臓が大きく跳ねた。
「ん、ぁ・・っ、んん」
したを絡めとられ息すら出来ず、身体が燃えそうに熱い。儚い水音を立てて唇が離れると、二人同時に吐息が溢れた。
1:急にどうして・・・・ ♡
2:一体どういう気持で・・・・
3:びっくりするじゃないですか
「急に、どうして、こんなこと・・・・っ」
信長「急ではない。ずっと・・・奪いたかった」
(え・・・っ)
信長「目の前の敵を片付け終えたら、今宵、この口づけの理由を、貴様にじっくりと教えてやる」
(え・・・っ)
どこか切なげに微笑んで、信長様が
の目元を指でなぞる。
瞳に浮かぶのは冷たさではなく、あられもない熱だけだ。
(信長様・・・・)
信長「・・・来い。早々に決着をつける」
手を惹かれて立ち上がり、はっとする。
(そ、そうだ。敵に攻められてる最中だった)
「でも、決着をつけるって、この状況からどうやって・・・」
信長「そろそろ、あの男が到着する」
(あの男?)
その時、地面がかすかに揺れて、たくさんの馬が駆ける音と、土埃が近づくのが見えた。
信長「来たな、光秀」
「えっ、光秀さん・・・・?!」
目を凝らして、私は言葉を失った。
織田軍の軍旗を掲げた大群と、それを率いる光秀さんの姿がくっきりと見える。
(どういうこと?!)
秀吉「信長様・・・・!」
三成「いったいこれは・・・っ?」
(秀吉さん、三成くん・・・!無事だったんだ)
生き抜いた兵たちを率いて、ふたりがそばへと駆けつけてきた。
信長「どういうことかはすぐに分かる。あとは光秀に見せ場をくれてやれ」
ニヤリと笑い、信長様は目を細めた。
到着した織田軍の大群を見て、敵達が慌てふためき隊列を乱していく。
敵兵1「一体どういうことだ?!明智殿はこちら側についたのではなかったのか?!」
敵兵2「どこからこんな数の軍勢を・・・っ」
光秀「まあそう騒ぐな。騙した詫びに鉛玉をくれてやろう。—-全員、構え!」
光秀さんが片手を上げたのを合図に、味方の兵たちが馬上で鉄砲を構え・・・
光秀「撃て」
一斉射撃が始まり、平野に轟音が鳴り響く。
(っ・・・すごい)
敵は一気に総崩れになり、敗走を始め・・・・
瞬く間に織田軍が勢いを盛り返し、上杉軍を撤退させてしまった。
(よかった・・・・っ)
どうして光秀さんが大軍を引き連れて駆けつけたのか、裏切りの噂は嘘か本当か、それから・・・・信長様がどうして私にキスをしたのか、わけがわからないことばかりだけれど・・・
(私達・・・・生き抜いたんだ)
荒れ果て、くれかかる平野を見つめ、はっきりとそう実感した。
光秀「まあそう急かすな、秀吉」
(今にも喧嘩になりそうだな・・・・。でも、私も秀吉さんと同じ気持ちだ)
兵達の看護が終わり隊列を整えた後、織田軍の武将たちは隊の前方で一堂に介していた。
三成「光秀様のお陰で九死に一生を得ましたが・・・一体何がどうなっているのですか?」
政宗「まーたこそこそ一人で企んでいたのか、光秀」
家康「こんな大群、どこから引き連れてきたんですか」
政宗「で”敵の軍備が整ってない”って偽の情報を俺達に流した理由は?」
政宗「なるほどな」
「光秀さんは裏切ってなかったんですね・・・!」
光秀「まあ、そういうことになるな」
周りのみんなの表情も少しだけ和らいだ。
「信長様は、全部ご存知だったのですか?」
(っ・・・それじゃ・・・信長様は全部わかった上で、自分の身を危険にさらして兵を率いて策を推し進めてたんだ)
三成「ええ・・・。調略に長けた光秀様らしい戦い方かと」
(仕込み・・?)
「ええっ?」
政宗「信長様へのうらぎりを演出して、謙信の信用を得ようとしてたってことだろ」
光秀「まぁ、簡単に騙されてはくれなかったがな。手強い男だ、越後の龍は」
光秀「・・・・・・・・・」
明智の置かれている状況をもう少し理解してもらいたい
キンモクセイ
キンモクセイ
今回の京都の旅で印象的だったのは琵琶湖畔にある坂本。
明智光秀の坂本城が有名かもしれない。
これは昨日の画像。
沢山樹木を植えている近所のお宅のキンモクセイ。
買物の途中で、ずいぶんと良い香りが漂ってくると思っ
たら満開だった。
やっぱりもう秋は来ていたのだ。
うちのキンモクセイも良く見たら、ちらほら。
何せ小さな木なので、目をこらさないと見えない。
毎年、キンモクセイの花が散るとその時こそ本格的な秋
になる。
だいたいこの頃には台風が一度や二度来るので、
或る日一気に散って、地面が黄金色になって、そして
秋が来る。
既に香りの失せた花が一面に敷きつめられる。
その景色を見るといつも、何故かとっても寂しい気持に
なるのだ。
明智 ホッとする安心
- ¥2,362
- Amazon.co.jp
「とかげ」を「蜥蜴」と変換するのがうちのPCは苦手らしい。困るわ。何回も打つのに。
明智小五郎 天知 茂
文代 五十嵐めぐみ
小林少年 柏原 貴
浪越警部 荒井 注
岩瀬早苗 加山 麗子
岩瀬 柳生 博
雨宮 清水 章吾
船長 大前 均
田村刑事 北町 嘉朗
美青年 託摩 繁春(現・宅麻 伸)
黒蜥蜴 小川真由美
あらすじDVDパッケージより
稀代の女賊、その名も黒蜥蜴!!
暗黒街に帝国を築き、宝石から若い男女の剥製まで、あらゆる美しいものを独占する魔性の女!!
彼女の次なる標的は、宝石商・岩瀬氏秘蔵の「エジプトの星」。
しかし、その警備についたのは、我らが名探偵明智小五郎。
女賊対命探偵の世紀の対決は熱く火花を散らす!!
勝つのはどちらか!?
実は…これこそが私がはじめて見た天知さんの明智シリーズ作品となります。少女漫画に「黒蜥蜴」を原作にしたものがあり(1971.高階良子さん作)、それで原作のファンになっていたのですが、実写ときいて興味を持ったのがはじまりです。
1979年4月放送とあるのですが、見た時期の記憶が違うのでたぶん再放送ですね。年末か正月に見た記憶があります。
「なんでこんなものを見るのか」という家族の痛い視線を受けながら最後まで見た思い出があります。放送中いろいろ辛かった…(///∇//) 針の筵とはこういう状況を言う…だけど家にはビデオがなかったんだもん、見たけりゃ放送を見るしかないの。
私があんまり「これはおもしろい」と力説するもので、家族の中で後でこっそり一人だけ賛同してくれました。○○ちゃん、ありがとう~!
この話の場合は犯人が黒蜥蜴(くろとかげ)という美貌の女賊であることは最初に提示されているので、犯人探しがどうこういう話ではありません。黒蜥蜴と明智の一騎打ちの話です。おたがい丁々発止のやりとりで戦いを繰り広げていきます。私はこの作品に関しては先に漫画やなんかを読んでしまったせいか、原作の印象がむしろ薄い感じです。
黒蜥蜴のアジトの様子や、彼女の豪奢な衣装の数々、黒蜥蜴が男装してホテルを脱出するところ、早苗が長椅子に閉じ込められてまんまと拉致されるところ、そして人間剥製にされそうなところ…なんせ映像映えするインパクトのある場面ばかりですからね。
女性なら特に黒蜥蜴・小川真由美のくるくる変わる衣装の数々に目を奪われるかも…ファーに羽にシースルーにドレープ…要素も色もさまざまな美しい衣装の数々をお楽しみいただきたいですが、いっこだけ突っ込みいれたい衣装がありました…それは岩瀬邸から早苗を拉致するさい、部屋に忽然と現われた黒蜥蜴が着用していた衣装…黒い絹のようなシャツにパンツ、ヒールの高い黒のエナメルのブーツ、そしてマント…さらに黒に金色のスパンコールがたくさんついた仮面…DVDには「キャットウーマンのような」と解説文に書いてあったのですが…そう?なんか違うんじゃ…すいません、○○の女王様だと思ってしまった私は毒されてます? (←こんな仮面です…またしても絵文字製作)何かサディスティックな香りが漂っております。
とにかく悪事を行うことをこころゆくまで愉しんでますね、黒蜥蜴。
家族と見ていていたたまれなくなる部分(///∇//)…それはずばり裸がでてくるシーンです。「原作もこうなんだからしょうがないでしょう」と強引に言い切り最後まで見させてもらいました。
特に冒頭の美青年(託摩繁春=宅麻 伸)が黒のビキニパンツ一枚で鎖につながれているところと(あっさり人間剥製にされてしまい、非常に気の毒な役です)、人間剥製(もちろん生きた方が演じてます…ほとんど裸で。)、早苗がやはり同じ場所でショーツ一枚でつながれているところ、非常にいたたまれない思いで当時は鑑賞しました。
今?今はほら、こうして書かなきゃいけないんだし、じっくり見るのが当たり前でしょう~?まあ、どんな映画であっても一人で見るぶんには別に構わ゜O゜)☆\(^^;)(以下自粛)
ところでお風呂の場面では「吹き替え」かと思われた早苗、鎖でつながれた場面でわかるように早苗役の加山麗子さんご自身が美しい肢体を披露なさってます。長い黒髪でやや隠し加減に映ったりするところが恥じらい感じる演出できれいです。このへん、私のこだわりと通じるものがあって嬉しい。そういえば、本作に関してはあからさまな脱ぎ役ありませんでしたね?(なお人間剥製役が脱いでいるのは設定上必要なことだったからいいんです!)
ところで黒蜥蜴のご自慢の人間剥製ですが金髪の女性と黒髪の女性はいいとして…あの黒人の男性はどのような点が黒蜥蜴の心の琴線に触れたのか、当時も今もちょっと疑問に感じる私でした。(もちろん人種のことじゃありませんからね)できたらお腹がもうちょっと締まっ゜O゜)☆\(^^;)(以下自粛)
それと重箱の隅をつついて申し訳ないのですが、宅麻さん、剥製になってるのに揺れすぎ。
もちろん物語の中心である黒蜥蜴と明智の対決、とても楽しめます。お互いじっくりと目を見つめながら含みのある台詞で応酬するさまは本当に見ごたえあるやりとりです。それも言葉遣いが美しくて…シリーズ全体でも言えることですが、題材にこのようなものを扱っていても決して下品なものになることなく仕上がっているのは、ひとえにこの言葉遣いだとも思うんですよね。
そして天知さんの深く眉間に刻まれた縦皺や、上品な微笑み、人の心を見透かすような鋭い目線、そのすべてが今でも私の心を魅了しております。
ところで小川真由美さんについてはベテラン大女優であり、黒蜥蜴を演じるに充分な貫禄を持った方だと思いますし、充分綺麗な方だと思うのですがなぜか、かなりの確率で、ごく近い顔のアップになる時だけ淡くフィ
ターがかかるのに突っ込みいれたくなりました。そんなことなさらなくても充分美しいですよ…小川さん。(って、小川さんサイドの要望か、監督サイドの要望かちょっと判りかねますが)
最期に明智の胸に抱かれて絶命する黒蜥蜴のシーン、本当にドラマティックです。このシリーズで記憶に残る名シーンの一つとして間違いなくあげられる名場面です。
彼女の口から深くは語られませんでしたが、悪にのめりこむようになった経緯、「人に笑われるのが嫌い」という繊細な内面、そして秘めに秘めた明智への恋心…その心情が視聴者としてどんどん伝わってくるのです。
今でもDVD見るたびに、最期にしか素直になれなかった悪女が今も鮮やかに甦ります…明智から黒蜥蜴への最初で最後のプレゼント…額にキスと私のお気に入りテーマ・ミュージック(最後の曲)とともに深く深く心に刻まれる思い出深い作品です。
ところでこの「黒蜥蜴」本作品以外でも映画化何度かされています。
1963大映 黒蜥蜴(京マチ子) 明智(大木 実)映画→未視聴
1968松竹 〃 (美輪明宏) 〃(木村 功)映画
1979本作 〃 (小川真由美) 〃(天知 茂)テレビ
1993TBS 〃 (岩下志麻) 〃(伊武 雅刀)テレビ
美輪さんの黒蜥蜴は本当に美しいです!誰よりもって言ってもいい…。木村功さんの明智は天知さんより若く感じる青年明智でしたね。そして小川さんの着ている衣装やヘアスタイルが美輪さんの映画のものとちょっとデザインが似ているように思いました。何らかの影響あったのでしょうか?
ところで岩下志麻さんのですが…問題作です。最後に部下のマッドサイエンティストに人魚にされてしまい今後は自分がさらってきて人魚にした娘達とともに海で生きていくというような、実にトンデモなラストだけが記憶に残っています。いくらなんでもそれはないんでわ。
なお、1963年の映画は井上梅次監督で、本作(小川・天知)も同じ監督なんですね。未視聴なのが残念なんですが、ミュージカルらしいと聞いたことがあります。どんなんなんだろう~?
いろいろ書きたいことがいっぱいすぎるので、今回はなるべく文中に突っ込みどころはいれさせていただきました。なおこの作品の変身シーンがすばらしいものであることはさらに説明しなくてもという感じがいたします!
決まりすぎぐらい決めてくれてます!天知さん。
中年でアイボリーのジャケットがこんなに似合う人は見たことありません。
ところで松吉なんですけど…「浴室の美女」の音吉となんかダブります。同じ役者さん?作業服姿だと似やすいのかな。(キャストの中にいくつかダブるお名前がありますが…両方羽生昭彦さんではないのでしょうか。DVD世解説でも放映のキャストのテロップでもわかりませんでした。)
天知さんと松吉の役者さんは変装状態がよく似てて、「悪魔のような美女」で入れ替わるときは違和感があんまりなかったですね。松吉、誤って殺されてしまい非常に気の毒でした…老体に鞭打ってよろよろ働く松吉、いじらしくて結構好きです。
最後にきっかけとなった漫画の話…
描かれたのは前述のとおり高階良子(たかしな・りょうこ)さんという方です。ちなみに現在でも現役でご活躍。
「なかよし」という雑誌に1971年に連載されていました。「なかよし」はスタンダードな誰でも読める少女漫画雑誌でしたがこういう話も掲載されていたんですよね~。「なかよし」の雰囲気は「キャンディキャンディ」(1975~1979)が掲載されていた雑誌…といえば当時の雰囲気が伝わるでしょうか。
しかし、漫画といえども筋運び、画力、どれをとっても原作にもこのシリーズにも優るとも劣らぬ素晴らしい作品なんです。作中では雨宮が美青年で主人公格、彼と早苗とが恋に落ち、黒蜥蜴を裏切るという展開が加わってました。
1999年にも「高階良子傑作選」〔3〕として「黒蜥蜴」、再販されていたのですが、今の時点では品切れで残念…なおこちらには同時収録として「血とばらの悪魔」も所収されていましたが、こちらは「パノラマ島奇談」が原作の話です。こちらも良く出来た作品だと思います。なお他にも高階先生、江戸川乱歩や横溝正史をコミカライズされています。
乱歩作品、横溝作品、ともすれば設定の奇抜さやトリック重視で読んでしまい、登場人物の人の心情の理解にまで至らなかった作品がが私にはいくつかあります。読解力不足…。
高階良子先生の漫画はその辺りを補って、わかりやすく心理描写を加えストーリーの多少の変更を加えつつも原作の雰囲気をこわさず、見事に再構築されているところが素晴らしいと思います。
ヾ(。`Д´。)ノ うわ~漫画好きの血が騒ぐ~
もっかい読みたくなりました~!
- ¥540
- Amazon.co.jp
- 該当するコミックスが絶版のようで実に残念です。この本は上記の内容とは全く関係ないのですが、高階良子先生の当時の絵柄に近いものを選んでみました。こんな感じの正統派少女漫画の絵柄です。