正月は俺の嫁
正月のFANの人大みーんな集まれ♪
膵臓癌の告知後
旦那の事が心配だったけれど 仕事が残っていたので
私は工場に戻りました
長男、は
『お父さん大丈夫かな
大丈夫なわけないか・・
でも、絶対にお父さんには、僕の生まれてくる子供見てもらって
ゆーちゃんみたいに可愛がってもいたい
お父さんは気力が強い人だから
だから、僕と次男と長女でお父さんの
気力が落ちないように
していくから
みんなで、お父さん支えていこう』
と 言ってくれました
家に戻ったら、旦那は元気ありませんでした
当然ですね
旦那は
『膵臓癌の事 調べてみた。
厳しいんだな』
と、悲しい顔でつぶやきました
私は泣きそうな顔になっていたと思います
それを見て旦那は
いつもの明るい声で
『でも、俺はこんなに元気だから
初期の中の初期だと思うよ
すぐに治して
正月にはみんなで、初詣行こうな
子供らを三峰神社に連れて行ってやりたいんだよな』
と 言いました
癌の王様と言われる 膵臓癌だったと知っても
『王様だろうが、王子様だろうが、
俺には関係ない
ぶっ飛ばしてやるから
大丈夫大丈夫大丈夫』
旦那は いつもいつも
こうして前向きな言葉を自分自身に言って
そして、
【なにくそー】
っと怒りの強い強いエネルギーに変えて
明るく
楽しく
激しい毎日を送って生きてきた人です
けれど、夜
『お母さん、
悪いんだけど今日だけ
俺が眠るまで 俺の部屋にいてくれないかな
ごめんな』
本当は不安でいっぱいだったのに
私が泣きそうな顔したから
心配しないように
ずっと気遣ってくれていたのでしょう
『悪くないよ、大丈夫だから、そばにいるから
安心して眠って』
と
旦那の寝息が聞こえてくるまで
子供を寝かしつけるように背中をさすっていました
どうして?
なんで?
なんで旦那が?
命を分け合えたなら・・
いいのに
私の命
旦那に分けて
一緒に生きて
同時に この世を卒業して
いつまでも ずっと一緒にいたいよ
そういう思いが ずっと頭の中 巡っていました