過激派を殺したのはマイクロソフト
過激派のカラクリを実際に検証してみた
推定によると、世界の富裕層の上位1%の資産額が、残る99%の人々の資産額に相当すると言われています。
現在、読者の方を含む多くの人々は、その富裕層がこの世界と人類を支配してきたことを知るようになりました。
彼等は、どのようにして人類を支配してきましたか。
「人々の思考を思い通りに形作ること」によってです。
人間の思考を形作るという点で、C・W・グライムズは「進化の構想」という本の中で、
『進化という論題ほど、伝統的な信条に疑問を投げかけ、自然界に革命を起こし、
人間の思考を形作り、固定化させ、具体化したものはほかにない。』と述べました。
支配者層は進化論(神を排除する考え)を人々の脳裏に植え付けることに成功すると、次いで、政治と宗教と商業を協働させて「物欲、道徳的退廃、戦争やテロなどの暴力」を特色とした20世紀以降の事物の体制(システム)を作り上げてきました。
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ダーウィンの著書「種の起源」の正式名称は、
「自然選択の方途による種の起源、すなわち生存闘争において
有利な種族が存続されることについて」となっています。
進化論における「生存闘争において有利な種族が存続される」という思想は、
ナチスのヒトラーの優生政策(人種政策、断種政策)の根拠となりました。
優生政策とは….、
「劣等な子孫の誕生を抑制し優秀な子孫を増やして、一社会、一民族全体の健康を計ろうとする思想」と定義されていますが、
実際には、商業目的で動物を交配させて品種改良をするのと同様に、人間の劣性な種は削除し、品種改良して優秀な種を残すといういびつなイデオロギーです。
1933年にドイツで断種法が制定され、強制断種された人の総数は20万人~35万人、 その後、ドイツ政府は精神障害者や身体障害者を殺害する「T4作戦」を開始しました。
常軌を逸する人体実験を含むナチスの優生政策のスポンサーは、
ロックフェラーやハリマンなどの一族であったとされています。
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1800年代半ばの進化論の台頭以降、
現代にいたる人類の思考を形作って完成させるためのシナリオは、
もしかしたら、かなり前の段階ですでに出来上がっていたのかもしれません。
シナリオ「産業革命」
人々は科学に信仰を持ち、物欲を満たすために働きまくるように形作られる。
シナリオ「神の名における戦争」
宗教指導者たちが扇動し、人々は、
祖国のために殺し合うことを神聖視するように形作られる。
シナリオ「アイドル、スーパースターに熱狂、集団ヒステリー」
ドラッグ、フリーセックスなどの道徳的堕落を快楽とするように思考が形作られ、
反戦、ウーマンリブ、差別反対など何かと反対運動に動かされるように形作られてきた。
「アラーの神を信仰するテロリストと反テロ宣言する世界の諸宗教指導者たち」
どちらも闇の支配者と共謀しており、同じ神(悪魔)を信仰しているにも拘らず、
諸宗教の指導者たちを崇め続ける人類。
こうして、1800年代後半の進化論の台頭とともに、支配者層による人類家畜化政策のシナリオは粛々と進められてきたことが理解出来ます。
聖書のローマ12章2節で、パウロが「この事物の体制に合わせて
形作られるのをやめなさい」と警告した通りであり、
歴史は、「人間は、いとも簡単に権威やプロパガンダに操られ、
彼等の思い通りに思考が形作られてしまう」という事実を証明してきました。
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ところが….、世界中で確証された事実と認識されてきた進化論に対し、
米国の科学界では、異端視されてきたID論者たちによる地道な草の根運動が功を奏し、2009年の米国の世論調査で、ID論を支持する人たちが、進化論を支持する人たちを上回るようになりました。
2009年、ダーウィン生誕200年記念として行われた世論調査の結果、米国の一般人の52%が「生命の発達はインテリジェントデザインによって導かれた」とする考えを支持し、
ダーウィニズムの標準定義である「何ものにも導かれない自然選択であった」とする説を支持する人は33%に留まったといいます。
とはいえ……、残念ながら、ID論が、世界で受け入れられるようになるのは困難であると思われます。
何故なら、世界の多くの人々にとって、「生命の起源は進化か、創造か」という論題は、
実生活に何の影響も及ぼさない、どうでもいい話になっているからです。
実際には、すでに甚大な影響を被ってきたのであり、ごく近い将来には、
自分たちの命に関係する極めて重要な論題であるというのが事実なのですが、
この事物の体制によって思考が形作られた大多数の人々は、全く意に介していません。
それに加え、ID論を隠蔽・歪曲するために、支配者側の”役者たち”により、
なりふり構わずの嫌がらせキャンペーンが遂行されているからです。
『”地球は丸い”と信じるのは固定観念であって、じつはジャガイモ型です。』
というNASAによる宣伝は、明らかにその一環です。
そこで、先回の続きとして、注目したいのは、
ID論者が攻撃を受けている具体的な事例についてです。
支配者側による攻撃の仕方の特徴を見極めることにしましょう。
攻撃の仕方の一貫した特徴とその意味
を見分けることにより、
彼等の真の目的が明らかになるからです。
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以下の記事の中で、「終身在職権(テニュア)」のことが問題にされるため、
まず初めに、この単語の意味を確認しておきます。
「「科学者」という職業に対し、民間と同じように100%市場原理を適用すると、
学問の自由が侵害されることがあります。
やりたい研究が政治的な理由で認めてもらえなかったり、
お金を集められる人が簡単に教授になったりと、
別のモラルハザードを起こす可能性があるため考え出されたのが、
テニュアの制度です。
研究員として研究を積み、大学に認められる(基準を満たす)と、
テニュアがもらえます。」(抜粋 終わり)
学者の方がで、テニュアがもらえないと、
「いつ解雇されるか分からない立場に置かれることになる。」と語っています。
このことを踏まえつつ、以下の複数の記事から抜粋して考察してみます。
まず初めに、宇宙科学の分野で先端を行く学者の一人であるアイオワ州立大学の
天文学者ギエルモ・ゴンザレスに起きた事例に注目してみます。
彼は、DVD『驚くべき惑星ー地球』で中心的な存在となっている天文学者です。
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2007年5、6月
「ID科学者、規定をはるかに上回る業績にもかかわらず
終身在職権(テニュア)を拒否される」
By: David Klinghoffer Des Moines Register
2004年、ゴンザレスは『特権的惑星』という共著の本を書いた。
ゴンザレスはこの春、アイオワ州立大で終身在職権の認定候補に上がった。
2007年、ここでは91パーセントの同認定候補が(テニュアを)認められている。
これと同じ時期に、宗教学の教授へクター・アヴァロスが、彼の2005年の本
『喧嘩の言葉―宗教的暴力の起源』で述べた、乱暴な反宗教的な言葉にもかかわらず、
完全教授職に昇任している。
彼のこの本は、聖書を、ヒトラーの『わが闘争』と比較して
貶めた(おとしめた)もので、
アヴァロスは、ヒトラーの『わが闘争』には、ヘブライ語の聖書に書かれている
ような、たった一つの明白な民族抹殺の命令も書かれていない」と述べている。
しかし、過激であるとみなされたのはゴンザレスであって、アヴァロスではなかった。
「ゴンザレス博士に対する終身在職権の拒否は、学問の自由と言論の自由を、
あからさまに侵害するものです」と、ディスカヴァリー・インスティテュートの副主任
ジョン G. ウエストは言った。
ゴンザレス博士はこの研究所の上級研究員。「ゴンザレス博士は、査読付きの学術誌に発表した論文の数が、彼の学部の要求する研究査定基準を350%も上回っていることを考えると、終身在職権の否定は、なおさら信じがたいものです。」
ゴンザレス博士は、大学の講義でIDを教えてはいない。
この理論の研究や唱導は、教授としての時間外におこなわれている。
彼の見事な業績表には次のようなものが含まれる――
● 68篇の査読付き科学論文
● ケンブリッジ大学出版局出版の、大学レベル天文学教科書の執筆
● 2つの新しい惑星の発見につながった先端的研究
● 太陽系外惑星を発見する新技術の開発
● 多くの重要な科学出版物のレフェリー(査読者)を依頼されている
ウエストによれば、「科学者、教師、学生の科学研究やダーウィニズム
専制体制批判の基本的自由が、
ダーウィン原理主義者としか呼べない人々の攻撃にさらされています。
ID科学者たちは職を失い、彼らの経歴はこれらの過激派によって
傷つけれています。」
中略
宗教学の教授アヴァロスは、ゴンザレスが隠れた宗教的動機を
持っていると告発する。
また学問的詐欺を、彼がやっているといって批難する者もいる。
「これほどの激しい敵意を、私は全く予想していませんでした」と、ゴンザレスはThe Des Moines Register紙に対して語っている。
(ゴンザレスの研究は多くのメジャーな科学雑誌でも特集されてきた。)
中略
アイオワ州立大のことを知らない人は、アヴァロスがゴンザレスと同様の科学者で、自分の学問分野の純粋さを、宗教的偏狭による攻撃から守ろうとしているのではないか、と考えるかもしれない。
しかしヘクター・アヴァロスは、なんと宗教学教授である!
この奇怪なドラマにおいて、宇宙にはデザインが存在すると言っているのは科学者で、それを黙らせようとしているのが宗教の教授である。
このアイロニーに注目したのは、アイオワ州立大の社会学教授Dave Schweingruber
で、彼は地方のある新聞にこう書いた。
「アヴァロスが、ゴンザレスの仕事に反対するのはなぜだろう?
彼はThe Des Moines Registerに対し、「自分は聖書学者だから、
IDが宗教であって、科学ではないことが分かるのだ。」と
言っている。
だからアイオワ州立大は、非公認の聖書学校や中世の異端裁判所と、
一つの共通点を持っている。
この大学の聖書学者たちは、天文学者に研究の仕方を教えることができる
と考えているのだ。
これまでのところ、この大学のトップである教務部長エリザベス・ホフマンは、
ゴンザレスの言論の自由を擁護する介入をしてないが、これは興味深いことである。
なぜなら、彼女の前職はコロラド大学学長であり、そこで彼女はもう一人
包囲攻撃された教授ワード・チャーチルの、ものを自由に書く学問の自由を擁護したことがあるからである。
チャーチルは、9.11テロの犠牲者の死を、…..世界貿易センターで働いていた人々を
「小さなアイヒマンたち(=ナチスの指導者)」と呼んで、「(犠牲になって)当然だ」
とするエッセイを書いたことで有名な男である。
ベストセラーのリストに無神論者の本がずらりと並び、大学人のほとんどの者が、
生物学におけるIDという異端におののいているという現状では、
ゴンザレスの同僚たちは、宗教に対する支持の様子を少しでも見せたら、
彼らの威信に傷がつくと考えねばならないのであろう。
アイオワ州立大をはじめとする時代遅れの大学では、そういった様子を示す者は
仲間はずれにされるが、それは彼らが、9.11の犠牲者をナチスにたとえたり、
聖書をヒトラーより邪悪な本だという人間に比べ、よほど許しがたい存在だからである。
大学教授というものの不思議な世界では、そういうことになっている。 」
(記事より抜粋 終わり)
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要点を理解出来ましたでしょうか。
有能な天文学者が、大学での講義ではないプライベートな活動で、『地球は特権的惑星であり、その特徴から地球がデザインされたことを示唆するという研究結果』を発表しました。
大学にとってその研究報告は、聖書をヒトラーより邪悪な本だとする
聖書学者の教授の研究報告よりも、許しがたい研究報告だったのです。
いや、むしろ、聖書をヒトラーより邪悪な本だと主張するアヴァロスという聖書学者の研究報告は、大学にとって大いに歓迎するものだったようで、彼は完全教授職に昇任したといいます。
これが、この激しい戦いの大きな『特徴』です。
また、世界貿易センターで働いていた人々を「小さなアイヒマンたち(ナチス親衛隊の指導者の一人)」と呼んで、犠牲になったのは当然だとするエッセイを書いたことで有名な人物(911事件支持者?)も優遇されるようです。
いわゆる科学者、エリート職に就いている者たちには、
闇の支配者の思想に迎合しない少数派と、
ヒステリックに迎合する多数派が存在すること、
よりヒステリックに迎合する者が優遇されるという特徴があることが理解出来ます。
発言する学者の立ち位置を見極める必要があることが分かります。
さらに、「NASAのジェット推進研究所(JPL)が優秀なプロID職員を処罰」
という事態も報告されていました。
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2010,4,16
1997年以来、「カッシーニ計画」(土星探査計画)の研究職員だったデイヴィド・カペッジは、2000年にその優秀さを認められ、「チーム指導・組織管理者」という重要な役割を引き受けてきたが、2009年に職を剥奪された。
同僚との会話の中で彼は、進化論とIDを扱ったドキュメンタリー映画を見る気はないか、と訊ねてみたにすぎない。このことのために彼は嫌がらせを受け、左遷されることになった。
JPL(NASA)が一方では、カペッジがインテリジェント・デザイン的見方について
自由に論ずるのを制限しておきながら、
他方では、他の職員たちが職場で、IDに対する攻撃を含めて広範囲な話題を取り上げる自由を認めているのは、ダブル・スタンダードというものである。』
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この事案から、NASAのジェット推進研究所は、銀河系や恒星や惑星の起源、生命の起源を調査する最高機関とも言える研究所でありながら、
米国民の半数が支持しているID論の可能性は強硬に排除され、起源に関して、米国民の70%近くが支持していない進化論のみを追求する方針であるということが理解出来ます。
NASAには熟練した研究員(科学者)がいるにはいますが、支配者に迎合する者と、迎合しない者が居て、迎合する者は自由に立ちふる舞うことが出来るが、迎合しない者は追放されかねない、ということが分かります。
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また、興味深いことに、2008年、米国でID科学者たちへの猛烈な迫害を描いた
ドキュメンタリー映画がオンエアされたといいます。
「インテリジェンスは許さない! ―映画試写感想― 」
2,19, 2008
『20008年に米国でオンエアされた映画「追放――インテリジェンスは許さない!」は、ドキュメンタリーで、生命世界の知的デザインの科学的証拠を認めるがゆえに、村八分になったり、テニュア(終身在職権)を否定されたりした科学者や研究者たちについての記録である。
この論争の噂を聞いたベン・スタイン(俳優、コラムニスト)は、
やぼったいスーツを着て調査の旅に出かける。
彼の履いている不恰好なスニーカーは挑戦の意味をもつのだろう。
いつものように彼は我々を笑
せるが、それは言葉というより、
わざと大仰な言葉の使い方をすることによってである。
これほどに言論の公開性、多様性、自由が尊重されるアメリカで、
一つの十分に理由のある物の見方が抑圧されるなどということがあるのか?
ベンにはとうていそれが信じられない。
両立しない宇宙観が争点であり、無神論者と宗教信者の代理戦争にもなりうる、
偶然とデザインの立場を主張する両者の論争は、苛烈なものになりうる。
映画では、スタインが第二次世界大戦の死の収容所を訪問し、ナチス哲学の根源に
遡って、適者であることがすべてであり、あらゆることが許される
神なきダーウィニズムの世界に至る、暗然とした場面がある。
しかし全体的には、この映画は、底流の緊張感を
軽いコメディーのタッチで和らげるものになっている。
我々に紹介される主要な追放された人々には、
キャロライン・クロッカー(ジョージ・メイソン大学)、
リック・スターンバーグ(スミソニアン国立自然史博物館)、
ギエルモ・ゴンザレス(アイオワ州立大学)、
ウィリアム・デムスキー(ベイラー大学)などがいる。
キャロライン・クロッカー
我々はまた(それ以外の)数々の最も有名な反逆者(ID論者)とも出会う。
ベンはディスカヴァリー・インスティテュートのブルース・チャップマンの
部屋の戸を叩く。
ここは、IDの実質上唯一の推進組織としてあまりにも有名なので、
彼がそのシアトルの住所を尋ねてやってきたときには、
(ID研究組織が)一つのビル全体を占めているのかと、彼はそう思う。
ところがこの研究所は、一つの事務所がそのすべてであった。
スティーヴン・マイヤー、ジョナサン・ウエルズ、ポール・ネルソンといった人々が
カメラに登場する。
※スティーブン・マイヤー著「細胞の中の署名」2009年米国でベストセラー
この年のベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
(つづき)
私が予期していなかったことは、この映画が敵側に話をもちかけていることである。
ベン・スタインは、オックスフォード大学のリチャード・ドーキンズ、
コーネル大学のウィリアム・プロヴァイン、ミネソタ大学のP・Z・マイヤーズ、
といった名だたるダーウィニストを訪問する。
二重の皮肉は、R・ドーキンズとベン・スタインとの二度目の会合が、
おそらくこの映画の最大のポイントになっていることである。
※生物学者リチャード・ドーキンズ
ベストセラー『神は妄想である』によって世界の筆頭無神論者となった。
彼は、科学は生命の起源について何もわかっていないと認め、
確かにダーウィン進化論のメッセージは宗教と対立するものだと言う。
しかしドーキンズは同時に、もし生命が本当にデザインされているとすれば、そのデザインのわざは、宇宙のどこか別の場所の、それ自体は自然的手段によって進化した知的存在によるものに違いない、と言って我々を驚かせる。
彼らのデザインがどのようにしてだか、この地球へ伝えられたのだと言う。
ドーキンズは、生命は古代の水溜りの中で、おそらく稲妻にうたれた後、
ただ一度だけ生まれ、そこから進化したという説の先導的な信奉者である。
進化の問題は別にして、そもそも生命はどのように始まったのですか?
このスタインの質問を受けてドーキンズはついに、
生命は、別の惑星のより高度に発達した存在がここにやってきて後、
地球上で進化した可能性はあると言った。
宇宙からの異星人というのはSFの題材ではないのか?
ではどうしてよその惑星のエイリアンは創られたのか?
ドーキンズによれば、生命は単に他の惑星で自然に進化しただけである
―もちろん神なしに。』(抜粋 終わり)
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当然、映画を製作したベン・スタインも非難のやり玉に上げられました。
後に彼は、ニューヨークタイムスのコラムニストをクビにされたようです。
「ベン・スタインはコメディ セントラルの俳優として多くの人々に知られている。
スタインの敵対者たちは、この映画の何にでも反論しようとするがうまくいかない。
…..この映画を「恥ずべきもの」と評した「サイエンティフィック・アメリカン」でさえ、
これを無視することはできないことを認めている。
スタイン批判者たちのメッセージは、大声で明瞭に聞こえてくる。
彼らは誰にでも、ダーウィン正統主義を疑ったり、IDが生命起源の説明である
かもしれぬことを言って欲しくないのである。
映画の中で自分自身のナレーターをつとめるスタインは、
このことに感情も示さず表情も変えない。
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彼は観客に、ダーウィニズムがペテンであるとか、神が世界を創ったとか、
何か不明のインテリジェント・デザインが地球上の生命を始動させたかもしれない
といったことさえ、言おうとしない。
スタインはただ、大学、政府、法廷、研究基金財団、メディアなどの不寛容と、
インテリジェント・デザインを口にするのを抑圧しようとする彼らの決意を、
示して見せるだけである。
この映画の提起する唯一の問題は、
なぜ、いったいなぜ、
これほどの計画的な、一貫した、広範な、復讐的な努力が、
独断的ダーウィニズムへのすべての批判と、
生命起源の代替理論の論議を沈黙させることに費やされるのか
ということである。」
(抜粋 終わり)
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つづいて、超有名な進化論学者R・ドーキンズ教授の思想についての記事です。
「ドーキンズ、「ヒトラーの優生学を見直すべし」と新聞に意見」
ドーキンズの寄稿記事は2006年1月19日のもの。
スコットランドの新聞「サンデー・ヘラルド」に、『神は妄想である』の著者でオックスフォード大学教授、ダーウィン進化論の宣教者として高名なリチャード・ドーキンズ博士の「優生学も悪くないかもしれない」というタイトルの一文が載った。
これは人為的な人間の品種改良、すなわち1930年代のナチス・ドイツにおいてヒトラーが試みたような「優生学」の、積極的な利点を見直す必要があると論じたものである。
中略
ヒトラーのナチ体制は、1933年、「遺伝病をもつ子孫を残すことを禁ずる法」を発効させた。このほかに「決議T4」のように、戦争の終わるまでに数百万人(ほとんどユダヤ人)を死に至らしめたナチ法もあった。
……ドーキンズは、この優生学の思想を当然のことと考えている。
「ミルク生産のために牛の品種改良をし、スピードを求めて馬を改良し、牧畜のために犬を改良することができるのなら、いったいなぜ、数学や音楽や運動能力のために、人間を品種改良する(breed)ことが不可能だろうか?」
「私は、ヒトラーの死後60年たった今、音楽的才能のために子どもの品種改良をすることと、音楽のレッスンを子どもに強制することの間に、どんな道徳的違いがあるのか、少なくとも問うてみるだけの勇気があってもよいと思う。
あるいは、なぜ、俊足ランナーやハイジャンプ選手を育成することが許されて、彼らを育種(breed)することが許されないのか?
私はいくつかの回答を考えることができるし、それらはすべてもっともな回答である。
しかし、そうした問いを呈することさえ怖れるのを、そろそろやめてもよい時代が来たのではなかろうか?」
ドーキンズ教授が、猿に人権を認めよという国連への提案を支持したのは、驚くにあたらない。』(抜粋 終わり)
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「まとめ」
万物の起源に関する激しくヒステリックな論争の特徴と
それが意味することとは何か?
一人のID論者が提起した疑問は、当を得ていると思います。
「なぜ、いったいなぜ、
これほどの計画的な、一貫した、広範な、復讐的な努力が、
独断的ダーウィニズムへのすべての批判と、
生命起源の代替理論の論議を沈黙させることに費やされるのか?」
読者の皆様は、この疑問の答えを読み取ることが出来ましたでしょうか。
IDを支持する科学者であっても、
この疑問に対する納得のいく答えを出せる人は少ないでしょう。
しかし、聖書の正確な知識を持つJWであれば、すぐに分かるはずです。
ドーキンズ教授の発言から、進化論とは悪魔の思想であり、
傲慢さと悪辣な発想はずっと昔から変わることなく、一環していることが分かります。
彼等は、本気で、自分以外の人間は家畜だと思っているのでしょう。
そして、ブログ管理人が出した「いったいなぜ?」の疑問の答えですが…。
彼等は、悪魔ー直接的には悪魔の使いである闇の支配者ーから地位や名誉を
与えられてきたため、悪魔の思考と完全に同化しているのです。
悪魔の手下である悪霊たちが背後で彼らを操っています。
悪魔や悪霊が実在するなんて信じられないと思う方がおられると思いますが、
しかし、例えば、悪霊から直に指示を受け、交信し続けているRAPT氏のケースは、
悪霊の活動が現実にあることを証明しています。
悪霊たちは組織的に活動していますから、
やり方が計画的、組織的になるのは当然のことです。
だから、万物の創造者(デザイナー)の存在と創造者からの
人類への救出のメッセージである聖書に対し、
組織的、計画的、かつヒステリックに反対しないではいられないので
。
支配者には、人類を、悪魔の思考と同化させて、
救出に値しない者にならせなければならない理由があるのです。
彼らが持つ栄光、権威、名声、富、知恵は、悪魔から与えられたものだからです。
1と2を参照
これが、悪魔の手下である闇の支配者が何としても進化論を推し進める理由であり、
それゆえに、異常なまでに進化論や無神論科学者を手厚く扱い、
ID科学者をヒステリックに追放しようとするのです。
このことと、エホバの証人への組織的、かつ執拗な攻撃は密接に関係しています。
救いの重要な条件は、万物の起源の真実を認めるだけではなく、
聖書の正確な知識を得ることに掛かっているからです。
つづく