デニス博識大図鑑
猛暑はTシャツかオフボディブラウスで
オシャレに乗り越えたいですね
ボトムスにデザインがあるものは
Tシャツでシンプルに、
逆にボトムスがシンプルな時は
デザインブラウスで
バランスが大事ですよね
ブラウス #Bilitis dix-sept ans
デニムスカート #ZARA
サンダル #GU
フランス製の繊細な
リバーレースがふんだんに使われた
コットンボイルのブラウスが、
カジュアルアップしてくれます
レオパードのバッグは雑誌付録です♪
ZARAのデニスカには、
レースやオリジナルプリントを
カスタマイズしてます
デニムでもスカートと言うだけで
暑さを和らげてくれますね
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あなたのお気に入りのデニスを探しに是非お立ち寄りください
(赤文字は既に映画館で、その他はDVDで観賞した作品と映画ブログで紹介した作品です。が、記入忘ればかりで申し訳ありません。映画ブログの中で必ず取り上げています。)
①『ミケランジェロの暗号』(2011年公開、ヴォルフガング・ムルンベルガー 監督)
②『黄金のアデーレ 名画の帰還』(サイモン・カーティス監督、2015年公開)
③『ミケランジェロ・プロジェクト』(2013年公開、ジョージ・クルーニー監督。)
④『アドルフの画集』 (2002年公開、 メノ・メイエス監督)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・映画ブログに掲載
⑤「顔のないヒットラーたち」 (2014年公開、ジュリオ・リッチャレッリ 監督)
⑥「スベャリスト/自覚なき殺戮者」(1999年公開、エイアル・シヴァン監督)
➆『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』(2015年公開、ポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督)
⑧『愛を読むひと』(2008年公開、スティーヴン・ダルドリー監督、ベルンハルト・シュリンク原作。デヴットヘア脚本)
⑨『ハンナアレント』(2012年公開、マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・映画ブログに掲載
「星の子供たち」 (2010年公開、ローズ・ボッシュ監督)
⑪「サラの鍵」(2010年公開、ジル・パケ=ブランネール監督)
⑫「ライフ・イズ・ビューティフル」(1998年、ロベルト・ベニーニ監督)
⑬「縞模様のパジャマの少年」(2008年、マーク・ハーマン監督)
⑭「さよなら、アドルフ」 (2012年公開、ケイト・ショートランド監督)
⑮「悪童日記」 (2013年、ヤーノシュ・サース監督)
⑯「バティニョールおじさん」 (2002年公開、ジェラール・ジュニョー 監督)
⑰『ソハの地下道』(2011年公開、アグニェシュカ・ホランド監督)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・映画ブログに掲載
⑱「あの日のように抱きしめて」 (2014年、クリスティアン・ペッツォルト監督)
⑲「シンドラーのリスト」 (1993年公開、スティーヴン・スピルバーグ 監督)
⑳「アンナとロッテ」 (2002年公開、ベン・ソムボハールト監督)
㉑「ヒトラーの贋札」 (2007年公開、ステファン・ルツォヴィツキー 監督)
㉒「ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼- (2002年公開、コスタ=ガヴラス監督)
㉓『ワルキューレ』(2008年公開、ブライアン・シンガー監督)
㉔『杉原千畝 スギハラチウネ』 (2015年公開、チェリン・グラック 監督)
㉕『ヒトラー暗殺、13分の誤算』 (2015年公開、オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督)
㉖『帰ってきたヒトラー』 (2015年公開、ダーヴィト・ヴネント監督)
㉗『奇跡の教室/受け継ぐ者たちへ』 (2014年公開、マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール 監督)
㉘『栄光のランナー/1936ベルリン』(2016年公開、スティーヴン・ホプキンス 監督
㉙『ソフィーの選択』(1982年公開、アラン・J・パクラ監督)
㉚『手紙は憶えている』 (2015年公開、アトム・エゴヤン監督)
㉛「わが教え子ヒトラー」(2007年公開、ダニー・レヴィ 監督)
㉜「ディファイアン」(2008年公開、エドワード・ズウィック 監督)
㉝「アイアン・スカイ」( 2012年公開、ティモ・ヴオレンソラ監督)
㉝「善き人」(2008年公開、ヴィセンテ・アモリン監督)
㉞「サウルの息子」 (2015年公開、ネメシュ・ラースロー監督)
㉟『戦場のピアニス』2002年公開、ロマン・ポランスキー監督)
㊱『夜と霧』(1955年公開、アラン・レネ 監督)
㊲「灰の記憶」(2002年公開、ティム・ブレイク・ネルソン 監督)
㊳「謀議」 (2001年公開、フランク・ピアソン監督)
㊴「ナチスが最も恐れた男」(2008年公開、エスペン・サンドベリヨアヒム・ローニング 監督)
㊵「囚われのサーカス」(2008年公開、ポール・シュレイダー監督)
㊷「アウシュヴッツ行最終列車~第三帝国ホロコースト」(2006年公開、 ダーナ・ヴァヴロヴァ、ヨゼフ・フィルスマイアー監督)
㊸「消えたその声が、その名を呼ぶ」(2015年公開、ファティ・アキン 監督)
㊹『白バラの祈り』(2005年公開、マルク・ローテムント監督)
㊺「エリート養成機関 ナボラ」(2004年公開、デニス・ガンゼル監督)
㊻「ヒットラー最後の12日間」(2004年公開、オリヴァー・ヒルシュビーゲル 監督)
㊼
「カティンの森」(2007年公開、アンジェイ・ワイダ監督)
㊽「あの日あの時愛の記憶」(2011年、アンナ・ジャスティス監督)
㊾「誰がために」(2008年公開、オーレ・クリスチャン・マセン 監督
㊿「ブラックブック/ZWARTBOEK/BLACK BOOK」 (2006年、ポール・ヴァーホーヴェン監督)
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51≫「アイヒマンの後継者/ミルグラム博士の恐るべき告発}(2015年マイケル・アルメレイダ監督)
52≫「ナチス、偽りの楽園/ハリウッドに行かなかった天才」(2011年マルコム・クラーク監督)」
53≫「愛の嵐」(1974年、リリアーナ・カヴァーニ監督)
54≫『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』(2016年、ショーン・エリス監督)
55≫『少女ファニーと運命の旅』((2016年、ローラ・ドワイヨン監督)
56≫『ヒトラーへの285枚の葉書』(2016年、ヴァンサン・ペレーズ監督)
57≫「ローゼンシュトラック」(2003年マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)
58≫「敵こそ、我がとも~戦犯クラウス・バルビー」(2007年ケヴィン・マクドナルド&ケヴィン・マクドナルド )
59≫「ナチスの犬」(2012年ルドルフ・ファン・デン・ベル&ルドルフ・ヴァン・デン・ベル監督)
60≫「聖なる嘘つき」(1999年ピーター・カソヴィッツ監督)
61≫「マラソンマン」(1976年ジョン・シュレシンジャー監督)
62≫「偽りの忠誠 ナチスが愛した女」(2017年、デビッド・ルボー監督)
63≫「やさしい本泥棒」(2013年ブライアン・パーシヴァ監督)
64≫「狼少女ミーシャミーシャ/ホロコーストと白い狼」(2007年ヴェラ・ベルモン監督)
65≫「シャトーブリアンからの手紙」(2011年フォルカー・シュレンドルフ監督)
66≫『否定と肯定』(2016年、ミック・ジャクソン監督)
67≫『ユダヤ人を救った動物園』(2017年、ニキ・カーロ監督)
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この映画ブログで前回「ユダヤ人を救った動物園』(2017年、ニキ・カーロ監督)をご案内しました。他にもポーランド内でもドイツが侵略した町で、ユダヤ人を擁護した人たちを作品にした映画は数々あります。映画ブログでも、少し敷衍して関連作品をご案内したのですが、あれもこれも言及したくなり、長くなるので断念しました。例えば「シンドラーのリスト」 (1993年、スティーヴン・スピルバーグ 監督) や『杉原千畝 スギハラチウネ』 (2015年、チェリン・グラック 監督)がよく話題にされる代表作でしょうーネ。でも余り紹介されていない名作傑作もたくさんありますから、もう少し視点を広げて、≪ナチズムとホロコースト≫の映画を、これは観賞してほしい作品を、それぞれ状況ごとに私がDVDや映画館で見た限りで一部簡単にご紹介します。以前このブログでコメントを掲載したものと重複します。
私がこのテーマに拘泥する理由は、一つは、ヨーロッパでもアメリカでも日本でも≪ネオナチ≫や≪白人至上主義≫や人種差別の「ヘイトスピーチ」が横行する昨今だからです。尚更に、こんな「ホロコースト」映画の価値が光ってくる21世紀だからなのでしょうーネ。もう一つは、昨今の邦画に平和のための名作、反戦映画の傑作が少なく、金儲けのチャラチャラシタやっつけ仕事の作品が多いからです…!!!テーマにしても、人間の本質を抉る映画、幸福とか平和とかに正面から向き合う作品が少ないからです。勿論私は、映画の娯楽性も了解してますーヨ。ナンセンスのギャクや喜劇ストーリに大笑いして終わる映画、ストレスが消えて満足する映画、勿論、エロい場面に性的興奮する映画でも、でもねー、名作は見終わって何かを考えさせる作品ですーよ。
ユダヤ人を匿った映画は、その他にもたくさんあります。ゲットーから抜け出したユダヤ人を地下道のマンホールに隠した映画に「ソハの地下道』(2011年公開、アグニェシュカ・ホランド監督)がありました。ラストでソ連軍の戦車がドイツ軍のいなくなった町を制圧した時にマンホールの蓋から首を覗かせた子供たちの姿は感動的でした…ネ。初めは金儲けのためが、ユダヤ人の命を救う使命に燃えてくる…。
ドイツ系ユダヤ人で、オランダ劇場支配人のウォルター・ススキンド(ユルン・スピッツエンベルハー)の劇場は、ドイツ軍によってユダヤ人500人を収容する待機場所に接収され、ドイツに侵略されたオランダ国内15万人のユダヤ人リストを作らされ、ナチス将校の手先のようにユダヤ人移送の管理を任される、『ナチスの犬』(2012年、ルドルフ・ファン・デン・ベル&ルドルフ・ヴァン・デン・ベル監督)とがありました。ウォルターは同胞から誹られるが、しかし、ユダヤ人たちの輸送先が収容所の毒ガス室だと知った彼は、仲間の子供たちを救おうと、移送のリストの人数と移送者の数を騙して、子供を地下や物置に隠したりなどす
る。時には、ドイツ将校に高級なお酒を贈って機嫌をとりながら画策するのだが…。無理矢理に子供から引き剥がされ母が、子供を返して…と屋根に上り瓦を下のドイツ将校に投げつけて抗議する、最後に屋根から身を投げるシーンは、無惨ですーネ。余りネットで解説されませんが、これも実話に基づいた実在の人物で、1000人の同胞の命を救ったようですよ。
もう一作。第二次世界大戦中、やはりナチスの占領下にあったポーランドのユダヤ人居住区「ゲットー」内の不自由で、いつ殺されるかもしれない不安は「聖なる嘘つき」(1999年ピーター・カソヴィッツ監督)でよく描かれています。有刺鉄線と柵で囲まれたゲット内に強制収容されていた元パン職人のジェイコブは、風に舞う新聞を追いかけている夜間に、外出禁止時間の夜8時を過ぎていると咎められ、ドイツ軍の監視兵によって司令部の士官室へ連行される。その場に流れていた部屋のラジオ放送を偶然耳にする。そのラジオは、ソ連軍の攻撃でドイツ軍の戦況が不利になってることを伝えるものだった。そのジェイコブの小耳にはさんだニュースが、ゲット内に解放が近い朗報として広がり、噂はより大きな期待を膨らませ、ゲットー内に希望を与えたと同時に、不確かな伝聞は「聖なる嘘」としてユダヤ人の大胆な行動さえ誘発した。ユーモとはまた違うな…ナ、緊迫した状況では「嘘」さえ希望の光となる…ゲットーの極限の悲喜劇とでも言おうかーナ。
次の一作。アウシュヴィッツ強制収容所へ移送される貨物列車のユダヤ人家族たちの恐怖は、『アウシュヴッツ行最終列車~第三帝国ホロコースト』(2006年公開、 ダーナ・ヴァヴロヴァ、ヨゼフ・フィルスマイアー監督)で、列車の止まる行着く先がガス室の「死」である戦慄をまじまじと描いてます。この作品だけで、ホロコーストがどれほど残酷な過去の歴史かがよく分かります。私は最早、生き残りの証言者が少なくなっている現在、この作品に正確なリアリティーと過剰な演出を求めるのは、エセ映画批評家の戯言でしょうーヨ。特に、水がなくて身につけている宝飾と交換に停車駅でホースで浴びせられる水に群がる姿や、列車の床に穴をあけて、途中駅に停車した時にそこから子供たちを森に逃がすシーンは 、私自身は、DVDを見ている途中でもその先の映像の結末が怖くて、一時画像を止めたくらいの戦慄でした。
この映画ブログでコメントを前回載せたホロコーストの映画「否定と肯定」(2016年、ミック・ジャクソン監督) がありました。「アウシュヴッツ」のユダヤ人虐殺はなかった…というこの裁判映画とともに、「ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-」 (2002年、コスタ=ガヴラス監督)…即ち、ナチスのために水の殺菌駆除と騙されて障害者絶滅計画T4に使う青酸毒ガス「チクロンB」の開発に携わり、ドイツ軍の親衛隊中尉でもあった衛生学の権威者のクルト・ゲルシュタインを主人公に、可愛がっていたダウン症の姪をガス室で殺され、さらに、強制収容所でその毒ガスがユダヤ人を殺戮するガス室に撒かれるのを目撃したことに衝撃を受け、 リカルド神父と共にこのホロコーストをカトリック教会や教皇など、ナチスと対立する国際社会にこの犯罪を告発しようと試みる…この映画は、是非見てほしい作品ですーネ。教皇庁の秘書官の息子リカルドは、ローマ法王にユダヤ人の惨状を訴えたが、世界のクリスチャンに向けたクリスマスの講話は、世界平和を表明するだけで、ナチのユダヤ人虐殺に一言半句も触れず、ドイツ軍の蛮行を阻止する声明さえしなかった。信仰に絶望して、自らアウシュヴッツ行きの移送列車に同乗して、ユダヤ人と共にガス室に消えていった。
「ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-」 でクルト・ゲルシュタインの上司としてたびたび戦況を計算しながら、冷めたナチスとしてファシズム体制を巧みに泳いでいた得体のしれない親衛隊の医学者は、ドイツ軍の敗戦が濃厚となった時に教皇庁の枢機卿の手引きで、南米へと逃亡するする為にカトリックを訪れていた…。実は、ナチズムの逃走を助けていたのは、カトリックの教皇庁であったという歴史があった。この問題に関して下記サイト≪ナチスとバチカン≫をご覧ください…。「キリスト教という宗教的な厚い土壌があったからこそ、ヒトラーの反ユダヤ主義は、枯れ野に火を放ったように爆発的に広がり、根づいていったのである。」「バチカンとナチスの関係は戦後もひそかに続いていた。戦犯ナチスの逃亡をバチカン組織が助け、アメリカや南米に送った。」と、暴露しています。大変優れたサイトです。
ナチスの親衛隊に所属し、フランスのリヨン市の治安責任者となり、そこで多くの共産主義者やユダヤ人に対して残酷非道な行為を行い「リヨンの虐殺者」と呼ばれる22歳の若いクラウス・バルビーという男がいた。彼もまた、ナチスの戦犯でありながら不思議にもドイツが敗戦した時に裁かれることなく、立場を隠し巧みに逃亡した一人でした。彼の戦後はある時は、アメリカ陸軍情報部のために保護され、対ソ連のスパイ活動を行ったエージェント・バルビーの姿に変身、米国陸軍の反共産運動専門の工作員として暗躍する。またある時は、南米ボリビアで軍事独裁政権の誕生に関わったクラウス・アルトマンとして、歴史の影で暗躍を続けたバルビーの姿もあった。 転々とした3つの変身した姿で人生を生きたバルビーのドキュメンタリー風の映画「敵こそ、我がとも~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生」(2007年ケヴィン・マクドナルド&ケヴィン・マクドナルド )は、「ナチズムとホロコースト」の戦犯を告発する作品でした。1983年に、フランス領ギアナでフランス当局に逮捕され、1987年に、戦時中の17におよぶ人道に対する罪で終身禁固刑を宣告され、1991年に病死した。
もう一作。ナチス高官
インハルト・ハイドリヒは「金髪の野獣」と呼ばれ、ヒムラーに次ぐ親衛隊の実力者であり、虐殺の限りを尽くした残虐者でした。ユダヤ人問題の「最終的解決Die Endlösung der Judenfrage」、つまり、ユダヤ人種に対してヨーロッパに住む全てのユダヤ人を根絶させるホロコースト(大量虐殺)を行うナチスの計画は、1942年1月20日にベルリンのヴァン湖の畔にあた、没収したユダヤ人富豪の別荘で「ヴァンゼー会議」が開かれました。そこでホロコーストが決定されました。2001年にアメリカ合衆国のケーブルテレビ局・HBOが歴史映画として、『謀議/Conspiracy』(フランク・ピアソン監督、ロリング・マンデル脚本)というタイトルで公開しています。その会議で、ナチスの高官がここに集まり、その一人としてラインハルト・ハイドリヒも参加していました。SSのナンバー2であるヘルマン・ゲーリングは、ハイドリヒに「ユダヤ人問題の最終的解決を望ましい形で実行するために必要な行政的なシステムと金銭的な方策の計画を可能な限りすぐ自分に提出するように」命令したと言われています。
ラインハルト・ハイドリヒは、戦争中にチェコ統治の責任者でした。イギリス政府とチェコスロバキア亡命政府の指令で、ヨゼフとヤンたち7人の暗殺部隊が彼を葬るためにチェコ領内に落下傘で潜入した。暗殺計画は移動中のハインリヒの車を襲撃して重傷を負わせた。この傷が元で彼が死亡した結果、現地のレジスタンスと無関係なボーランド市民への壮絶な報復が始まった。ハイドリッヒ暗殺計画の顛末と最期を描いたナチズムの映画『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』(2016年、ショーン・エリス監督)という作品がありました。
ポーランドのゲットーから、、欧州各地からトラックに押し込められ、貨物列車にすし詰め状態で載せられ、ほとんど飲まず食わずでアウシュヴッツ収容所に集められた。ナチス ・ドイツの占領下にあったヴィシー政権下のフランスでユダヤ系フランス人を迫害した映画に『サラの鍵』(2010年公開、ジル・パケ=ブランネール監督)という名作映画がありました。1942年の「ヴェル・ディヴ事件」で大量検挙されナチスに引き渡され、ユダヤ人をガス室に送ったフランスのこの歴史は、フランスの恥部としてフランス史に未だ語り継がれています。ドイツに侵略されたイタリアでのユダヤ系イタリア人への迫害を描いた『ライフ・イズ・ビューティフル』(1998年、ロベルト・ベニーニ監督)は、悲劇を残酷なシーンばかりで映すのではなくて、イタリア人らしい少しのユーモラスと陽気な気質を表現した作品です。子煩悩で楽天的で愉快な性格のグイドは、母と引き離される息子・ジョズエに対して「…これはゲームなんだ。いい子にしていれば、本物の戦車に乗っておうちに帰れるんだ…」と、嘘をつく。ナチスの撤退後の朝に、ゴミ箱に隠れていたジョズエが出てくると、収容所を開放する連合軍の戦車が現われ、若い兵士がジョズエを戦車に乗せて、ジョズエを抱きかかうえヘルメットをかぶせて凱旋してくれる…というストーリでした。もう一作。ナチス・ドイツの占領下ベルギーのユダヤ人迫害を映画化した『狼少女ミーシャミーシャ/ホロコーストと白い狼』(2007年ヴェラ・ベルモン監督) は、恰も狼に育てられた少女のような狼と少女の物語でした。8歳の幼いミーシャの両親はユダヤ人であることを隠し、支援者の屋根裏部屋に潜んでいたが、ある日一斉検挙で連行された。彼女だけは森に逃げて、 たった一人でベルギーから実家のおじいちゃんの居るウクライナまで、3000マイルもの旅を続ける。幼いミーシャが寒さで雪の中で動けなくなり倒れていると、飢えと寒さを救ったのは、 昔、実家の田舎で買っていた白くて大きい犬に似た一匹の白い狼「ママ・リタ」でした。イノシシやウサギの生肉をかじり飢えをしのぎながらウクライナまで歩き続ける、意外に名作でした。
昔私が学生の頃、アルバイト先でフランクルの体験記を読んでいたら、その本の挿絵写真の中の一枚にあった、女性たちが全裸で収容所の広場を走っている姿を見て、その場にいたある男がそれを盗み見て、「勿体ないな…」と感嘆していました。恐らくその意味は、グラマーな女性の裸を見て愛撫もせずセックスもせずにムザムザ殺すなんて、「勿体ないな…」という感想なのでしょうーネ。今私は、みすず書房の新版「夜と霧」(池田香代子訳、2002年発行)を再び買って手にしてます。以前の霜山徳爾訳の「夜と霧」はボロボロだったので、引っ越しの時に捨ててしまいました。でもね、その旧訳本の裏表紙と本文の間には、アウシュヴッツ内の写真が数枚挿入されていました。が新版には全て削除されていました。あーと驚き、女性翻訳者の細やかな配慮なのかなーと思いました。でも私はその挿入の写真を残しておいてほしかったですーネ。その写真は、全て惨いシーンばかりです。でも、ドイツ兵によって男も女も子供も老人も非人間的に、毒ガスの充満するガス室で、苦しみもがき無差別に殺された証でもありますからーネ。私は日本人ならば、広島長崎の原爆資料館を一度は社会見学に行くべきだと思っています。中学高校でも卒業旅行や修学旅行に学校で、文部省が義務教育の必須課程に組み込んで旅費を無料で提供して、先生が引率すべき場所ではないのかナ…!!!と思っています。
少なくても大学生は、理系も文系でもポーランドの「アウシュヴッツ」の紀行文と感想を卒論の課題に含ませるべきだと思っていすます。だから、世界史の教科書にもホロコーストの写真を掲載して、国語の教科書からも広島長崎の被爆者の証言と物語は削除してはいけないのです、歴史の「残酷さ」から目を背けてはいけないのですーヨネ。…!!!
欧州各国から貨物列車に載せられて事務的にリストに従って移送されアウシュビッツ強制収容所内に収容され、害虫を消毒するためのシャワー室と騙されてガス室に送られるまでの機械的で淡々とした様子、男も女もゾンダーコマンドたちの指示でガス室の扉の前
で服を脱がされ、身につけた時計や宝飾品を外させ、ガス室で殺され死体になるまでの阿鼻叫喚の姿、それがドイツ兵ではなくて同じユダヤ人の同胞たちの手でガス室から運び出され、中を清掃し焼却炉に投げこみ処理して灰となた遺体のシーン…、銃殺されそのまま地面の穴に投げこまれた死体…の凄惨な姿は、「サウルの息子」 (2015年公開、ネメてシュ・ラースロー監督) と「灰の記憶」(2002年公開、ティム・ブレイク・ネルソン 監督)と『夜と霧』(1955年公開、アラン・レネ 監督)を見ていただければ、随所でそんなシーンが映されています。
「サウルの息子」でゾンダーコマンドのサウルは、ガス室で死んだ少年が息子のように思え、ユダヤ人の牧師によってユダヤ人葬儀に則って弔いをしようと死体を布にくるんで担いで逃げる…。「灰の記憶」では同じゾンダーコマンドのホフマンは、ガス室で死体処理中に、奇蹟的にまだ息のある少女を発見、収容所内のユダヤ人医師の手当で一命を取り留め、その少女を匿うのだった…。「夜と霧」の原作者フランクルは、アウシュヴッツから生き残って生還した心理学者です。間近な「死」を待っている収容所という絶望的な環境の中で希望を失わなかった人たちが生き残った…という言葉は、絶望の中で最後まで人間の持つ「希望」の意義を考えさせました。福祉切り捨て、社会保障削減の生き甲斐のない安倍自民党政権に生活している皆さんー、絶望の時代にせめて「希望」を捨てないで2018年の日本の残酷政治に沈まずに生き残りましょう…!!!
(是非、コメントを一言お寄せください。必ずご返事させていただきます。尚、 誤字脱字その他のために、アップした後で文章の校正をする時があります。予告なしに突然補筆訂正することがありますが、ご容赦ください…)
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録画もの中心とはいえ,最近,映画鑑賞の機会が増えているせいで,少々食傷気味なのかもしれないが,心の底から「面白かった」と素直に喜ぶことができる作品に出合うことがない。
この映画も,これと言って不満はないのだが,テーマの「諦めずにやり切ることの大切さ」よりも,細かな不自然な点に気が取られてしまって,映画自体を楽しむということができなかったのは残念だ。
悪く言えば,あちらこちらにケチをつけたくなる映画なのだ。まず,砂嵐によって不時着させられたのはゴビ砂漠のようだが,水と食料があれば生き延びられるほどやさしい環境ではなかろう。
経験がないので分からないが,たとえ夏でも,日中と夜の寒暖差はかなりあるはずで,何日間も,ボロボロになった機体の中で過ごすだけで,肉体的にも精神的にも堪えるに違いない。その辺りをもっと丁寧に描けば,極限の心理状態における人間行動を描写できたと思う。
女性が一人だけいるが,服装はともかく,貴重な水を奪い合うような環境下,シャワーも使えないような中で,化粧どころか皮膚も焼けただれてしまうはずなのに,割ときれいな顔のままだし,普通の街中で被災しても大変だと言われているトイレの問題も含めて,過酷で悲惨な状況が描かれておらず,あんなところでは,生きていくだけでも大変なのだという実感が湧かない。
まして,いくら設計士がいたからと言っても,壊れた飛行機の部品から新しく組み立て直すという「ストーリーの核」も,翼があれば飛ぶグライダーではないのだから,フラップの上げ下げをするためのシステムとかをどうやって直したのかも気になってしまう。
主役を演じるデニス・クエイドは,どこかで見たことがある顔だなと思ったら,あの感動の名作「僕のワンダフル・ライフ」の飼い主を演じている俳優さんだった。映画に詳しい人からすれば,そんなことも知らないで映画論評を書いているのかと叱られそうだが,詳しくない素人が,映画をどんな風に観ているのかということも,場合によっては役に立つこともあるだろう。
この俳優は,素朴な演技,飾り気のない自然な振る舞いが映画を映画っぽくさせずに,そこらへんで起こりそうなリアリティを感じさせてくれるところが魅力だ。この映画でも,主役なのに,圧倒的な存在感を示すのではなく,さりげなく重要な役割を果たしている。特別な才能や特技があるわけではなく,腕の良いパイロットというだけで,感情的にもなるし,我慢することもできる。
この映画の白眉は「エンジニア」と自己紹介した男の不気味さだろう。ちょっと変わった人間という形で登場するのだが,次第に本性を現していくまでの描き方は,ちょっとしたスリラーのようでもある。
ただ,最後に明らかになった素性や,彼がどうなるのだろうかという結末については,意外なまでに平凡だったのが,せっかくの映画を薄っぺらくしてしまったように感じた。
あとでレビューを読んでみたら,1965年の「飛べ!フェニックス」という,かなり古い映画のリメイク版らしく,オリジナルの方が,出来が良かったと書いている人がいた。映画の始まるところで,原作者の名前も出ていたので,小説を映画化した作品なのだろう。
不時着の結果,あそこまでバラバラになった機体を映像で見せられると,酷く困難な機体の作り直しがとてもあり得ない
ことのように感じてしまうが,小説では「修理が困難な状態にまで損傷した」というように書かれていたとすれば,読者の頭の中で,かなり幅広いイメージが膨らむことで,「そういうことは可能だったかもしれない」と,もっと肯定的に受け止められたのではないかと思うのだ。
デニス 少し愛して、ながーく愛して。
デニス 関連ツイート
デニス・ウェイトリー
ホルン→デニス
サクバット→ヤマハ