愛と憎しみの過激派

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過激派を超える!

早いもので、今年もまた一年、あっという間に終わりましたな。

思えば今年の正月に、思いつきで始めた当ブログも、なんやかんやで一年続き、多くの同好の士(片手で余るくらい)にも出会えた。
アナログ人間の俺としては、「いんたーねっつすごいなー」と、驚き桃の木山椒の木である。
まあ、真摯に今年を振り返るのはこれくらいにして、最後にもう一つ、大きな問題がある。
今年を締め括るべく、年越しに最も相応しい一本は何だろうか?

ここ三日くらい、そんなことをつらつらと考えて、仕事もおざなりになりがちだったわけだが、その甲斐あって、年越しにマストな一本を思い出すことができた。
『エンド・オブ・デイズ』

シュワちゃん主演ということでそこそこ有名な作品だろうとは思うが、まず一つ、「これホラーか?」という疑問が出てくる。
まあ、ほら、悪魔とか出てくるからホラーだよ!
そんなことは気にせずストーリー!
まずは冒頭、1979年のバチカンで、なんか変な流れ星を見て神父さんたちが大騒ぎしている。
なんでも、ミレニアムにサタンの子を宿し、世界を滅亡へ導く娘が産まれるとの予言が下ったとか。
「そんな赤ん坊、殺しちゃえば万事解決じゃん?」という過激な意見もありつつ、バチカンとしては娘をサタンから守ろうという方針で一致。
時を同じくしてニューヨークで、予言の娘とおぼしき女の子が産まれ、怪しい助産師さんやお医者さんに毒蛇の血をぶっかけられるという謎の儀式を受けるのだった。
それから20年後!
ミレニアム間近のニューヨークで、サタン様がフライング気味に復活して、インテリ感丸出しの株屋のナイスミドルの体を乗っ取っていた!
一方我らのシュワちゃんは、かつてはニューヨークの真面目な刑事さんだったが、仕事の関係から妻子を殺されたことで絶望、今は、たまに自殺衝動にかられながら、民間の警備会社で働くという、スコット・アドキンスのようなハードな過去を持っての登場だ。
そんなシュワちゃんの今日の仕事は、インテリ感丸出しの株屋の護衛。
そう、サタン様だ。
当然のように狙撃されるサタン様。
シュワちゃんは被弾しながらも、何とか狙撃犯を確保するが、犯人は、「神の目がー!解き放たれたサタンがー!などとわめくばかりで話にならない。
しかも調べてみればこの犯人、ボロの下には神父服を身にまとい、なぜか自分の舌を切り取っているという異常さだ。
一体何者なのか!?
…まあ、バチカンの神父さんなんですけどね!

そうとは知らないシュワちゃんと相棒は、警察の存在はガン無視して、勝手に神父宅を家宅捜索。
とても人が住んでいたとは思えない廃墟のようなキモい部屋には、切り取った神父の舌の瓶詰めとともに、一人の女性の写真が。
彼女は一体何者なのか!?
…まあ、サタン様の子を孕む予定の娘なんですけどね!
あら可愛い。
なんやかんやあって、このサタン嫁の所在を突き止めたシュワちゃんと相棒。
彼女は今、わりかし裕福げな義母に育てられながらも、度々得体の知れない悪夢や幻覚に悩まされ、医師のカウンセリングを受けるような生活を送っている。
この義母と医師というのは実は、彼女が産まれた時に毒蛇の血をぶっかける儀式をしていた連中だ。
彼らは一体何者なのか!?
…まあ、要するにサタン様の手の者なんですけどね!

シュワちゃんと相棒がサタン嫁の家に向かっていた丁度その頃、義母の留守を狙って、謎の神父軍団が彼女を襲撃。
聖書の一節を唱えながら、ナイフを振りかざす!
彼らは一体何者なのか!?
…まあ、バチカンの過激派神父なんですけどね!

間一髪のところで、神父軍団を退け、サタン嫁を守ったシュワちゃんと相棒は、そのまま彼女の家の前で張り込みをする。
そこで、「あいつらバチカンの神父じゃね!?」と、視聴者的には周知の事実に気付いたシュワちゃんが、サタン嫁と話してる間に、待ちきれずに自ら嫁を迎えに来たサタン様が、シュワちゃんの相棒をガソリンのションベンで爆殺。
さらに、正体を表した義母が急に襲いかかり、「貴様のようなババアがいるか!」と言いたくなるようなパワーで、シュワちゃんをボコボコにする。
義母の猛攻をどうにか退け、サタン様の手からすんでの所で逃げ出したシュワちゃんとサタン嫁は、例の舌切り神父がいた教会に転がり込む。
そこで、ハゲの神父さんが丁寧なネタバレ。
要約すると、大晦日の夜にサタン様が嫁と子作りしちゃったら世界終了、みたいな。
妻子を失ったと同時に信仰も失ってしまったシュワちゃんだが、サタン嫁は教会に保護されることを望む。
ちょっぴりしょんぼ
りしながら帰宅したシュワちゃんに追い討ちをかけるように、サタン様がシュワ宅をご訪問。
失った妻子を戻してやる代わりに嫁の居場所を教えろというハードな取引を持ちかけてくるが、シュワちゃんはこれを鋼の意思で拒否。
ちょいおこなサタン様にさらにボコボコにされつつも、またまた何とか撃退。
「やっぱ彼女は俺が守んなきゃ!」と思い直し、なぜか生きていたあからさまに怪しい相棒と共に、サタン嫁がかくまわれている教会に舞い戻る。
教会では、サタン様の相手でただでさえ忙しいのに、実は教会内部にいた過激派神父たちにより、サタン嫁が害されそうになっている真っ最中。
またまたタイミング良く助け出すシュワちゃん、平気な顔して教会に入って来て無双するサタン様。
そして、案の定サタン様の手に落ちていた相棒の裏切りによって、サタン嫁はあっさりさらわれた上に、シュワちゃんはサタン様の信徒たちに囲まれリンチ、張り付けにされる。
↑シュワ史上最もボロボロなシュワちゃん。
なんとか生き残った教会のハゲ神父に助けられ、シュワちゃんが目覚めた時は既に大晦日の夜。
最早、サタン様と可愛い嫁が子作りに励むのを指をくわえて見ているしかないという雰囲気だが、シュワちゃんはまだ諦めていない!
警備会社勤めの職権を最大限に濫用して、サタン嫁がさらわれた先を突き止め、フル装備で単身乗り込むシュワ。
そこには、サタン様の信徒たちが集い、嫁にエロい格好させたサタン様がやる気満々のご様子だ。
おいおい、エロ過ぎんよ!
そんな所にフル装備のシュワちゃんが乗り込んだもんだから、あっという間に会場は火の海に。
怒り狂うサタン様から地下鉄で逃げれば、地下鉄も爆発炎上。
さすがにサタン様の人間の体はもたずにミンチになるが、もちろんサタン様は平気だ。
年明けまではあと僅か。
祈るような思いでシュワちゃんがサタン嫁を連れて最後に逃げ込んだのは、またしても教会だった。
体を失い、本来の姿を表したサタン様が、シュワちゃんに迫る。
さすがにこの体では子作りができないので、サタン様はついにシュワちゃんの体を乗っ取り、嫁を押し倒す。
「負けないで!」と、真矢みきのような嫁の呼び掛けに、魂の戦いに打ち勝ったシュワちゃんは、教会の石像がかかげていた剣に自らの身を投げ、ハッピーニューイヤー!
かくして、サタン様は地獄へ舞い戻り、シュワちゃんは妻子の魂と再開し、まんざらでもない笑みを浮かべて漢死に!でエンドだ。

どうだったろうか?

残念ながら世間の評価はイマイチな本作だが、実は世間の評価と俺の評価もそんなに解離していなかったりする。

まずもって、作品の世界観というか方向性がも一つ分からない。
基本的には全体に、ホラーのロジックで描かれている。
しかし、主演がシュワちゃんであるがために、ホラーだかアクションだか分からなくなっている。
逆に言えば、シュワちゃんさえいなければホラーだ。
しかし、そうかと思えば、敵が何でもありのサタン様なので、シュワちゃんが全く歯が立たない。
いつものシュワちゃんを期待しても肩透かしを食らうこと間違いなしだ。
さらに、本作には、あからさまなまでに分かりやすいテーマが設定されている。
「神か悪魔か」

あるいは、
「信仰か銃か」

という選択である。
まあ、言ってもハリウッド映画なので、最終的にシュワちゃんは、神を信じ信仰を取り戻すのだが、どうにもこう、悪魔サイドの言うことに説得力があり、信仰を取り戻すシュワちゃんの心境変化が唐突過ぎて全く共感できないという問題がある。
例えば、サタン様がシュワちゃんを懐柔しようとするシーンで、こんな台詞で神をボロクソにこき下ろす。
「お前は真面目な刑事だった。脅しにも屈せずに証言した。なのに神は、お前から妻子を奪い、罪悪感まで植え付けた。神なら止められたのに!」

「奴は宣伝がうまいだけの出来損ないだ。良いことがあれば神のおかげ、悪いことにも意味がある、と」

正直、説得力があり過ぎて何も言えない。
俺も、中二病真っ盛りの頃、同じようなことを思ったものだ!
実際シュワちゃんも、教会のハゲ神父に「信仰がー!信仰がー!」と説教された際には、「サタンが実在するなら、お前たちの神は何をしている?」「俺は神よりも銃を信じる」と言い返している。
もう一つおまけに、そんな深淵なテーマを設定しながらも、ちょいちょいびっくりするくらい頭の悪い展開が散見される。
例えば、シュワちゃんが、サタン嫁が誰なのか突き止めるシーンがある。
舌切り神父の体に、「キリスト・イン・ニューヨーク」という傷が付けられていたことから、「クリスティーン・ヨークとかいう名前の女がいるんじゃねぇの?」という、コナンくんも卒倒するレベルの雑な推理を披露し、しかも全くその通りだったという展開は、マジなのか
ギャグなのか判断がつかない!

あるいはクライマックス。
年越しまでサタンから逃げ切れるか!?というハラハラドキドキの展開なのだが、サタン様が教会で大暴れしている時には既に、どう考えてもタイムリミットはあと三分くらいだ。
サタン様は、ウサギの様な瞬殺セ○クスなのだろうか?とか、そんなことばかりが気になってしまう。
さて、それでは、本作を、「『エンド・オブ・デイズ』?笑止!いっそ『エンド・オブ・シュワ』だろ!」と切り捨ててしまっても良いだろうか?
答えはノーだ。

本作には、二つの大きな見所がある。
一つは、シュワちゃんの何とも言えない演技力だ。
いつもの肉体派アクションは控え目に、表情で魅せる演技が印象に残る。
例えば、またまた、サタン様が妻子の幻覚を見せてシュワちゃんに取引を持ちかけるシーンだ。
表情で魅せる心の葛藤を見て欲しい。
↑妻子の姿を慈しむ眼差しのシュワちゃん。
↑妻子が殺されるシーンも再現され、葛藤に苦しむシュワちゃん。
↑血へドを吐くような思いでサタン様の要求を拒むシュワちゃん。
どうだろうか!?
シュワちゃんのこの表情を見ていると、胸が抉られるような思いがしないだろうか!?

後にで俺の精神に甚大なダメージを与えた、演技派シュワちゃんの片鱗が見えていると言えなくもない!
そして、二つ目の見所は、サタン様の尋常でない性欲だ。
まず、人間の体を乗っ取って最初にやったことは、一緒に会食していた人妻の胸を揉みながらディープキスをかますことだ。
↑右手に注目だ!

そして、おそらくは本作で最も有名なシーンの一つ、部下の妻子とまさにドロドロに溶けるような親子丼セ○クスをキメるシーンだ。
↑悪魔パワーで溶けるぞ!

個人的に好きなのは、アジトにキャンドルを灯して、ウキウキで嫁を受け入れる態勢を整えるも、シュワちゃんの妨害で連れて来ることができず、ブチ切れて部下を殴り殺すシーンだ。
「よーし、準備はバッチリだぞ、早く嫁来ないかなー!」

正直、サタン様の残虐性より、なんかちょっと同情してしまう!
…えー、というわけで、年越しをかけてシュワちゃんがサタンと戦う、大晦日にマストな映画、『エンド・オブ・デイズ』、いかがだったでしょうか?
なんて言うか、一年の締めくくりに、人妻の胸を揉むだの親子丼だの、来年以降の行く末が不安になること夥しいが、ともあれ、この期に及んで俺が言えることは一つだけだ。
皆さん、良いお年を!!

満員電車でお肌がアップになるのが気になります。「過激派に相談だ。」


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回しつつネタバレほとんど知らない感じでサンデー読みましたよ!!あとキングオブアイドルと天使とアクトも無料お試しでちょいちょい読んだから手を出してみますかね。
過激派は月曜のフランベからあむぴと栗山さんの間に何が!?とやきもきしてました。読めてすっきりした。
@inicocolo 画像はすぐみるんだぞ!(過激派)

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