babymetalの真実
★今日のベビメタ
本日12月20日は、1997年、広島県広島市に中元すず香が誕生した日で、2012年には、Legend “D” SU-METAL聖誕祭@赤坂Blitzが行われ、2014年には、APOCRYPHA-S@豊洲PITが行われた日DEATH。
前に書いたかもしれないが、キリスト教文化圏では、イエスの降誕とされる12月25日をもって、新しい年が始まったとみなす。
だから、無神論者のジョン・レノンでさえ「Happy Christmas」の歌い出しは、「♪So this is Christmas. And what have you done? Another year over. And a new one just begun.」(さあ、クリスマスだ。君は何をやった?去年はもう終わった。そして新しい年は始まったばかりだ)となっている。
もちろん、メイトにとっては、メタルの救世主であるSU-METALの聖誕祭である12月20日をもって、新年とみなす。本日から、新しい年の幕開けである。
みなさま、新年明けましておめでとうございます。
そして、SU-METALこと中元すず香さん、21歳のお誕生日おめでとうございます。
もっとも、新約聖書には、イエス・キリストの誕生日が12月25日だという記述はない。
12月のエルサレムの平均気温は、5度~10度。イエスが生まれたベツレヘムは、エルサレムの北、ヨルダン川西岸、ユダヤ山地にある。だが、ヨセフとマリアが馬小屋を借り、イエスを出産したとき、寒かったという描写はない。そのため、12月ではなく、羊の出産シーズンでもある暖かい春に生まれたのではないかという説の方が信ぴょう性が高い。
それかあらぬか、イエスが十字架にかけられて死に、復活した記念に行うイースター(復活祭)は毎年3月の終わりから4月の初めに行われる。
ぼくらメイトにとっても同様で、SU-METAL聖誕祭から4月1日のFOXDAYまで、日本武道館公演が行われた2014年、新春キツネ祭りが行われた2015年以降は、BABYMETAL関連のイベントがない「ベビメタロス期間」となる。ただ2019年は、Download Japan@幕張メッセが3月21日(祝)にあるのが気にかかる。VIPチケットはもう売り切れだが、一般席はまだある。買っておかねばなるまいね。
さて、2017年の聖誕祭から今日まで、SU-METALにとっては、苦難の1年だったと思う。成人初年度がこんな年だったら、誰だってすごく不安になってしまう。
藤岡神の事故のことはおそらくすぐに知らされただろうし、亡くなったあとのショックに浸ってもいられず、弔電、弔辞、葬儀への出席など、いきなり「大人」としての対応を求められたと思う。
また、YUIの広島欠席の原因が、インフルエンザなどではなく、もっと重大な疾患であったことも、SU-は知っていただろう。
5月以降のUSツアー、EUツアーのスケジュールが発表されていた1月~4月のどこかの時点で、YUI欠場の継続を受け入れ、藤岡神逝去の悲しみも乗りこえ、SU-は決断した。
MOAとともに、MINAMI、MINAKOのダンスの女神と、セットリストでやる既存曲のフォーメーションを一新し、4曲もの新曲を練習した。
新曲「Distortion」のレコーディングも行った。
しかも、そのことを、5月8日のUSツアー初日カンザスシティまで、一切外部に漏らしてはならないという厳しい情報統制に従わなければならなかった。
どれだけの重圧が、20歳になったばかりのSU-の両肩にのしかかったことか。
だが、きっとSU-は、「私がここで引いたら、すべてが終わってしまう」と考えたに違いない。それを思うとぼくは心が痛む。だが、それがBABYMETALの2018年を創った。
SU-METALこと中元すず香という人は、一度引き受けたことはゼッタイに最後までやり通す勁さを持っている。
2012年、さくら学院二代目生徒会長になった中学三年生の中元すず香は、TIF2012の練習中、新人が入って、パフォーマンスのクオリティが下がったのに、緊張感のない後輩たちを、「生まれて初めて」強い口調で叱った。それまで、さくら学院の中でも「天然」ぶりを後輩にイジられるほどおっとりした性格だったSU-は、ここで覚醒し、リーダーシップを発揮した。
それによってさくら学院2012のパフォーマンスは向上し、卒業式の前には、後輩から「あの時、すぅがしっかり言ってくれたからチームがまとまった」という賛辞を受けた。
海外進出を控えた2014年の書初めは、「自分を信じる」だった。
今年、藤岡神の逝去、YUI欠場の継続という危機的事態にあっても、SU-はゼッタイに引かず、KOBAMETALやMOAと相談しながら、USツアーからオーストラリアまで、「世界のBABYMETAL」のクオリティを維持し続けた。
何度も言うが、SU-はまだ20歳になったばかりである。
音楽的な支柱として、すぐ隣で演奏してくれていたギタリストが亡くなり、3人しかいないグループで、妹のようなYUIが欠場を余儀なくされているのだ。
ショックを受けて活動を休止し、心と身体を休めるために充電期間に入っても、誰も文句を言わない。
だがSU-は、どんなときでもBABYMETALであり続けるという最良の決断をし、それを実行するために最大限の努力をした。
その気持ちに寄り添い、「SU-がやるなら私も逃げない」とキッパリ心を決め、過酷なレッスンに耐え、ツアーをこなしきったMOAも偉い。今年、SU-とMOAは、文字通り戦友の絆でより強く結ばれたはずである。
そこで踏ん張ったから、MINAMI、MINAKOをはじめ、続々と「戦士」たちが隊列に加わってくれた。その意志を表すために、シンガポールとオーストラリアのセットリストには「META!メタ太郎」を入れた。その結果、Good Thingsフェスは大勝利に沸いた。
2018年は、確かに苦難の年だった。
だが、それを乗り切ったSU-、MOA、チームベビメタは、過去に培った力を最大限発揮し、より一層強くなったとぼくは思っている。
それも、KOBAMETALが一人でアレコレ画策したのではなく、SU-とMOAの意志が色濃く反映したのが、DarksideやChosen 7だと思っている。
あの奇抜なサザエさんヘアも、メイクが途中でいろいろ変わったりしたのも、すべて二人が「今までとは違うものを」と考え、最終的に決めたものだ。あれは男性のセンスではない。あれは女性から見たKawaiiあるいはKakkoiiなのだ。
考えてみれば、ツインテール、赤いチュチュに「絶対領域」付きのニーソというのは、なんとまあステレオタイプのKawaiiであったことか。それを未だにBABYMETALに求めるのはどうかしてると思うぞ。
自分は何一つ傷つくことなく、DarksideやChosen 7や髪型やメイクをディスるのは、SU-の決断と、それに伴う血の滲むような努力に思い至らぬアホである。
ぼくは、SU-が今年考えた方向で間違いないと思う。
楽曲的には、「From Dusk till Dawn」「Distortion」「Starlight」のようなDjent的なリフにキャッチーなメロディライン+「前進」「疾走感」のある歌詞。コスチュームや髪型、メイクは男性目線のKawaiiではなく、女性から見てKawaiiないしKakkoii< /span>ものでいい。
できればSU-に歌詞を書いてもらいたいし、MOAのソロがあってもいいと思う。
それらがある程度まとまったところで3rdアルバムに結実すればいい。
KOBAMETALが決めた枠組みから、否応なく脱皮せざるを得ない状況に置かれ、苦闘しながら自分たちのやりたい表現を求めて成長した一年。
そんな状況でも、仲間を思いやり、楽しんだ瞬間もあった一年。
そんな一年を見事乗り切ったSU-を、ぼくは心底尊敬する。
お誕生日おめでとうございます。
2019年はまた、過酷なスケジュールが組まれると思いますが、焦らず、カタツムリのように、富士山を目指して前進してください。
ぼくは、SU-METALの味方です。
babymetal 元カレの元カノを知っていますか?
★今日のベビメタ
本日12月22日は、2012年、ラジオ番組「Tokyo No.1カワイイラジオ」に出演し、2014年には、NHK「BABYMETAL現象~世界を変えた少女たち」が放送され、中高年の「NHK新規」メイトが激増した日DEATH。
現在書店に並んでいる『Young Guitar』2019年1月号の特集は、「ギターとテクニック」。
「八大技巧徹底指南之書」という奏法レッスンのページで、平賀優介神が「ミュート」と「スウィープ・ピッキング」、Leda神が「スキッピング」と「その他」(サムピング、和音を含むスラッピング、難解なタイミングの攻略法、ロータリー奏法、ハーモニクスによるスクイール系アーミング、ピッキング・ハーモニクスetc.)のテクニックを余すところなく解説、指導してくれている。
BABYMETALの楽曲は、これらの超絶テクニックを駆使して演奏されており、いわば種明かしだが、やり方がわかったとて、誰もができるようになるわけではない。ぼくなんか、教則本を買いはするが、長続きした試しがないし、そもそも裸眼では、細かい文字やTAB譜が読めなくなっている(笑)
しかし、『Young Guitar』で、藤岡幹大神をはじめ、トッププロがやっていた誌上レッスンに食らいついた若者が力をつけ、現在第一線で活躍していることを考えると、日本では、ギタリストの技術が世代を超えて継承されていっていることは間違いない。
今回「講師」となった、Leda神、平賀優介神だけでなく、大村孝佳神やISAO神も『Young Guitar』その他の雑誌、教則本に執筆しているし、講座も持っていた。やはり、神バンドというのは、日本を代表する演奏家集団なのだと改めて感じ入る。
さて、YUIMETALが脱退し、SU-METALとMOAMETALの二人組になったBABYMETALが新たに築き上げていく「神話」はどうあるべきか。
SAYAがそのまま新メンバーとなって、従来の「キツネ様に召喚された三人の少女」(紙芝居)あるいは「時空を超えて旅する三つの魂」(GMB Chomichuk)に戻る可能性もあるが、現状では「新体制」がSU-とMOAを中心とし、五人のダンサーがサポートする体制になっている。そのため、二人の神話的位置づけを再考してみるのも一興である。
従来、BABYMETALは、メタルの神キツネ様=ウカノミタマ=御饌津(みけつ)の神=三狐=三人のキツネ少女というキャラクターを付与されていた。三人であることは必須であり、コスチュームにもキツネのしっぽがついていた。
しかし、昨年12月2-3日の広島Legend-S-では、YUIMETALが欠場し、最後の「THE ONE」のフィニッシュシーンは、ステージ正面の大階段をSU-METALとMOAMETALが登っていくところで終わっていた。
「神」となったSU-METALは神々しかったが、YUIの欠場によって、BBM楽曲をソロで演じきったMOAもまた、SU-の斜め下でまばゆいオーラを放ちながら神の座へと昇っていった。
本来ならば、20歳になったSU-のみが「神」となる演出で、その左右を、来年20歳になるYUIとMOAがついていくことで、三神誕生を予感させるようになっていたのだと思う。
だが、苦境に立たされたMOAが、2日間見事にそれを乗り切ったことで、MOAもまた「神」になったような印象があった。
結局それ以来、YUIMETALがステージに戻ることはなく、今年のWorld Tourでは、SU-とMOAを中心に、US、EUはMINAMI、MINAKOの2人、JAPANではこれにSAYA、KOTONO、SHOKOの3人が加わったChosen 7、シンガポール、オーストラリアはSAYAがダンサーとして加わった。
単独公演のセットリストは、US、EUツアーではSU-のソロ曲として「TATOO」と「紅月–アカツキ–」(2人のダンサー付き)の2曲、MOAのソロ曲として「GJ!」1曲(2人のダンサー付き)が配置され、JAPANでは「紅月–アカツキ–」と「GJ!」のそれぞれ1曲ずつとなった。シンガポール、オーストラリアでは45分のセトリだったため、ソロ曲は入らなかった。
つまり、4人体制、Chosen7とフォーメーションは変わったが、今年はソロシンガーとして、SU-とMOAが近づいていていったという側面もあるといえる。
今年1年、MOAは「GJ!」1曲を歌い切ったわけであり、一方ではMINAMI、MINAKOを従えたり、SAYA、KOTONO、SHOKOを従えたりして、ダンサーの要に位置し続けた。
言ってみれば、今年一年、SU-とMOAは二重星のようにBABYMETALという「システム」の中心になったのである。
二重星を中心に持つ「神話」の体系。
二人の女神を持つ神話体系は世界的にも珍しく、姉妹の女神はたいてい三人組だった。
ギリシア神話の運命の女神モイラ(クロートー、ラケシス、アトロポス)や、季節や秩序を司るホーライ(エウノミアー、ディケー、エイレーネー)、天照大神と素戔嗚尊の誓約から生まれた宗像三女神(田心姫神、湍津姫神、市杵島姫神)もそうだ。
だが日本には、『魏志倭人伝』に記述された卑弥呼と臺与、伊勢神宮の内宮(天照大神)と外宮(豊受大神)といった対になる女性(神)が存在する。
(つづく)
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