新ジャンル「デニスデレ」
THE ICE大阪公演に行ってまいりました。
昨年の名古屋公演に行ったのがわたしの初THE ICEだったので、それまで長年受け継がれてきた雰囲気や流れなどはよく分かりませんが、わたしにとってはとても温かで幸せなショーでした。
こんなに、なんていうか胸がいっぱいで幸せな気分になれたショーってあったかな。
とても楽しく面白いと感じるショーはたくさんあるけれど、新生THE ICEは、わたしにとってはシンプルにキャストの演技や彼らの人柄をジワジワと感じて楽しめたショーでした。
とくに若手の同世代、競技においては順位づけられ、メディアからはライバルと煽られる現役選手同士が、屈託のない笑顔で楽し気に和気あいあいと戯れる様は、わたしをはじめ多くのファンを幸せな気持ちにさせてくれたと思います。
具体的に言えば、宇野昌磨選手にネイサン・チェン選手、ボーヤン・ジン選手のコラボプロは、今後THE ICEの売りにしてほしいくらいひどく幸せな高揚感を与えてくれたし、わたしが行った楽公演での宇野昌磨選手とドミトリー・アリエフ選手のジャンプ選手権はエキサイティングにして微笑ましい演出となっていました。
これ。
「微笑ましい」となるのは、宇野昌磨選手自身のあの人柄があってこそ生まれる雰囲気だと思うのですよね。
どうしてこんなに愛される存在かなぁって、しみじみ思います。
いじられキャラともちょっと違うと思うんですよね。
愛してやまない。
思わず笑顔になってしまう。
ネイサンが昌磨さんの頭くしゃくしゃするのも、ジーマ君(アリエフ君のことです)が昌磨さんを思わず抱き上げちゃうのも、ぜーんぶ、わたしたちが宇野昌磨という好青年に感じる感情と同じ温かな気持ちからだと嬉しいなって、勝手に思ってるんです。
宇野選手とネイサン選手に関して言えば、先のワールドプレカンでのやり取りが印象的です。
彼らがお互いを讃え、敬う姿に胸が熱くなった方も多いと思います。
プレカン冒頭でネイサン選手が口にするのが、
「(宇野選手を示しながら)・・・それとこちらの銀メダリストと共に競い合えたことを嬉しく思う」
そして、宇野昌磨選手がジュニア時代から競い合うネイサン選手について訊かれた際に言った言葉が、
「ネイサン選手とコリャダ選手が個人的に、選手としても人としても好きで、同じ選手ながらもつい応援したくなってしまう」
なのですよね。
しかも、この時宇野選手は聞かれていないコリャダ選手のことも含めて答えるのですから、その好青年ぶり、なにか打算やお世辞、おべっかからくるものでは決してない、彼の真っすぐで素直な人柄がいよいよ浮き彫りになったものです。
そして、今回のショーでのインタビューでも「チェン選手やジン選手にどんな刺激をもらっていますか?」という質問に対して
「僕は2人のことを、選手としても、人としても好きなので、一緒に練習ができるだけで気持ちが上がります。競い合うライバルだとよく言われますが、フィギュアスケートは自分との戦いです。(両選手のことは)お互いのことを見て、学んで、より良い演技を求め続ける仲間だと思っています」
“より良い演技を求め続ける仲間”
もうなんなんでしょうね、宇野昌磨という若者は。
ネイサン・チェン選手にしてもボーヤン・ジン選手にしても、宇野選手と同じような思いを持っているんじゃないでしょうか。
純粋に高みを目指す彼らの心はあくまで澄んでいて、わたしたち凡人とはまた違う世界にその精神を置いているような気がします。
もちろん、年相応の世間一般の若者としての精神も持ちつつです。
宇野選手は、現役復帰した高橋大輔選手のことも、一番は人柄が好きと言っているんですよね。
演技のみならず…
彼がどんな風に自分の周りにいる方々を見ているのか、感じているのか、すごく分かる言葉だと思います。
コラントッテさんが提供した番組(オモイカケル)で、宇野選手は
「尊敬していただけるような人になる」
と言っています。
これって、尊大な気持ちで言っているんじゃなくて、そして他人より優れようとかの欲でもなくて、自分の周りにいる「人として好き」な方々を見て、感じて、そのうえで彼は自分もそんな人間に…という思いを素直に口にしているんじゃないかなと感じています。
そしてね。
彼がそうやって「人として好き」というのを聞くたびに、
きっと宇野昌磨選手のファンの多くは、
「昌磨くんの演技だけじゃなくて、昌磨くんのことが人として好き」
と思っているよ、って言いたくなるのです。
(どうでもいいけど、わたしにしては珍しい「昌磨くん」呼び^^;)
今回のTHE ICE、宇野選手が座長なのかどうかがtwitterでもいろいろ言われていましたが、彼がそのポジションにあるかどうかは置いておいても、彼が出演するならば今後も、「人として好き」と思い合えるような「仲間」たちと温かなショーになるといいなと思っています。
とにかく、ほんとうに気持ちがじんわり満たされるような新生THE ICEでした。
(新FS「月光」を観ることが叶いましたが、感想を述べるにはわたしの頭と感覚が追いついていません。愛知公演でも観ることができたら、また別記事で書き留めたいと思っています)
そして、故デニス・テン選手への追悼のTu Sei。
このプログラムがまた美しく、昨季10月にフランスで行われたニース杯ではガラス張りの会場に光が差し込み、シンプルな白いシャツの衣装で、その光の中で演技するテンくんがなんだか地上に舞い降りた天使みたいだったのですよね。
そんな美しい記憶のTu Sei だから、
れに追悼の意味が重なれば、どうしたってやるせなく切ない感情がこみ上げてくるのですが…
でもわたしは、一日経つごとに、やっぱりあれは夢だったんじゃないかと実は思っていて…
セルゲイ・ヴォロノフ選手が披露した新FSはテンくんの振付であったから、特別な感情を乗せてヴォロノフ選手は滑ってくれたのですが、わたしはそれを受け止めるというよりかは、不思議な心持ちで見守っていました。
いろいろと過去になっていくことがすこし受け入れがたいような気がしています。
もちろんヴォロノフ選手は、テンくんの存在と心を未来へ繋ぐためにもあのプログラムを完成させようとしているのですが。
とても温かく満たされたショーでしたが、テンくんを思い悼むにはまた別な機会がわたしには必要なようです。
デニス送料無料など
例によって月末になっちゃいましたが(汗)、毎月の恒例として「6月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓
<1本目>
(あらすじ)
学校の臨時教員として働くロブ(マーロン・ウェイアンズ)は、気さくで明るい性格だが、計画性がなく無責任な男でもあった。彼は最愛の女性メーガン(レジーナ・ホール)との結婚を控えていたが、彼女の父親(デニス・ヘイスバート)は未だにロブを結婚相手として認めようとしていなかった。結婚式前夜、ロブは親友のベニー(J.T.ジャクソン)と酒を飲みに町へ繰り出すが、翌朝彼が目覚めると、そこはホテルのエレベーターの中であり、しかも素っ裸の状態であった。昨夜の記憶がない彼は、困惑しながらも式が執り行われる教会を目指すが、その姿を見た町の住民に通報され、ついには逮捕されてしまう。失意のどん底に叩き落とされたロブであったが、気が付くと彼は再び素っ裸であのホテルのエレベーターの中にいた。混乱する彼が目にしたのは、あの人生最悪の日と同じ光景であった。ロブは時間をループしているのだ。このことを知ったロブは、なんとか結婚式を成立させようと躍起になる。(以上、より)
予告編はこんな感じ↓
80点
愉快な映画を紹介することで非常に信用しているされていて、ずっと気になっていましてね。なんとなく短くて軽そうなコメディが観たくなったので、93分の本作をにて視聴いたしました。スゲー面白かったです!(*゚∀゚)=3 ムッハー マイケル・タイデスという人が監督なんですが、主演が→要はウェイアンズ兄弟絡みの作品でして。によると、本作は2000年に作られたというスウェーデン映画のリメイクとのことで、オリジナルも観たくなるほどでしたよ。
の予告編はこんな感じ↓
多くの人が連想したと思うんですが、の全裸&結婚版というか。「何度もループしても状況が好転しないどころか悪化していく」というコメディ要素は笑えるし、「誰が主人公を全裸にしてエレベータに閉じ込めたのか?」というミステリー要素も興味深かったし、何よりも「ループするうちに人生と結婚について真剣に考えるようになる」というストーリー&伏線を回収しまくる脚本が素晴らしかったしと、もう褒めるところだらけ。なんかね、映画鑑賞やらブログやらにかまけている自分を省みたりもしたというね… (´・ω・`) スミマセン あえて文句を書くと、犯人は主人公の元恋人ヴィッキーなんですけど、いくらフラれたことを根に持っていたとは言え、さすがに現実味がなさすぎるというか(新婦との友情はなかったの?)。あと、「コメディだから許して!(o^-‘)b オネガイ」って感じの不自然な設定の数々(「父親が新婦の元彼を結婚式に呼ぶ」とか)は微妙に思えなくもないし、僕が大好きな「全裸の男性の股間が“何か”で自然に隠れるギャグ」が少なかったことは気になったかなぁ。ただ、とても面白かったです。オススメ!m9・∀・) ビシッ
「アソコが臭いからフラれたのを根に持って…」って、結構酷いですよね。
こういう「自然に隠れるシーン」がもっと観たかったです。
<2本目>
(あらすじ)
明け方、いつもサーフボードを抱え海に来る少年(塚本高史)を自室から見ている薫(YUI)。16歳の薫はXP(色素性乾皮症)という病にかかり太陽の光に当たれないため、日が沈む頃起き、駅前で歌い、日の出と共に眠る生活を送っていたが、いつの頃からか少年(塚本高史)に恋心を抱いていた。ある日親友の美咲(通山愛里)を連れて駅前で歌っていると、偶然にも少年が通りかかる。薫は無我夢中で彼を追いかけ、矢継ぎ早に自己紹介をする。美咲は止めに入るが、事情を知り、同じ学校に通う彼を調査。彼は藤代孝治、18歳。深夜、孝治と偶然にも再会。孝治は夏休みにストリートライブに行くと言う。約束の日、孝治は薫を横浜へ連れて行く。薫の歌声は多くの人を立ち止まらせ、孝治は薫に惹かれる。帰り、海辺で告白する孝治。薫はそれに応えるが、気がつかぬうちに日の出の時間が差し迫っており、何も言わず走り去る。慌てて追いかけた孝治は、心配して探し回っていた美咲に薫の病のことを聞かされる。普通の人との違いを痛感した薫は、恋も歌も諦めようとしていた。孝治は薫の歌をCD化することを提案。悲観する薫に孝治は変わらぬ気持ちを伝え、二人はキスをする。しかし薫は、左手が思うように動かなくなる。担当医(山崎一)は父・謙(岸谷五朗)に、神経症状が発症、近いうちに全身に広がり、やがて死が訪れることを告げる。薫は孝治に、声を出せるから歌うと言う。レコーディング当日、全身全霊を懸けて歌う薫。防護服を着て昼の海に行きサーフィンをする孝治を見に来た薫は、死ぬまで生きると力強く話す。まもなく薫は他界。好きだった太陽の花・ひまわりに囲まれて葬られる。彼女の歌が取り上げられ、ラジオから流れてくる。(以上、より)
予告編はこんな感じ↓
70点
アメリカ版リメイク作であるパトリック・シュワルツェネッガー出演作を観た後、元になった作品もチェックしたくなったので、で鑑賞しました。まぁ、良かったです (´∀`) ウフフ なんて言うん
ですかね、お話自体はあざといにも程があるワケですけど、「お涙ちょうだい」的なクドさはあまりないし、娘がいる身としては「難病でまだ10代の娘が死ぬ」というだけでワンワン泣いちゃうし、主演のYUIさんも実に輝いていて、特に文句はないザンス。との違いがよくわかったのも楽しかったです。映画としてはの方がグッときたけど、ヒロインはYUIさんの方が好きです (〃∇〃) エヘヘ
映画主題歌のを貼っておきますね↓
最近は新作映画鑑賞&ブログ書きに時間を割いてしまってて(汗)、6月に観られたDVDやら動画作品は合計2本。は評判通りの面白さで、誰が観てもそれなりに楽しめると思うし、ついでにも観ておくと良いんじゃないかしらん。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。
デニスはやさしい
こんにちは。YASUYOです。
昨日は、人の多いところに行き、
ずっと話していたからか、
今日は疲れがでております…
寄せる年波に勝てない
毎週月曜日に、オラクルカードをひいて
その週のメッセージをお届けしています
それではいってみましょー
愛が訪れようとしています。
太陽がそこにあるように愛はそこにあり、あなたを待っています。
そのままのあなたで十分なのです。
家族や恋人への愛、自分自身への愛、心を開いて愛を受け入れましょう。
そうすれば、あなたのスピリットは喜びに満たされることでしょう。
身体に栄養を与えるように、スピリットにも栄養を与えましょう。
あなたのスピリットに力を与えるものが何か、
あなたがより喜びにあふれのびのびとできるものは何か考えてみましょう。
スピリットが満たされれば、
心の声を大きくクリアに聞くことができるようになります。
それぞれ違うカードにハートがでましたよ。
愛を受け取って育て、大きくなった愛が大海原に旅立っているような
そんなイメージもこの2枚からは湧いてきますよね。
愛されたいと人は願うものです。
でも愛は、そこにあるんですね。
太陽や月と同じように。
心の栄養になること、それは、
それぞれ違いますから、思いつかない人は、
これまでの経験から考えてみましょう。
美味しい食べものを大好きな人と食べる、
アロマの香りと一緒にバスタイム、
ジョギングや瞑想・・・
満たされることが何かあると思います。
心を満たし、心を開いて愛を受け取る準備をしましょうね〜
3,564円
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今日もみなさんに明るい光がふりそそぎますように
ॐ(-人-)ॐ
世界が平和でありますように
運営サイトにも遊びに来てくださいねー
月によりそい、月と暮らす Life with the Moon
twitterでは毎日、月の情報や暦の話を更新しています
Instagramでは、オラクルカードをひいたりしています
This is サイコーにちょうどいいデニス!
昨年はオリンピックがあるシーズンが控えていたので、ISUのいろいろな情報が早めにでていたのですが、今年は動きがスローで、6月に開かれる会議で、新採点の得点表や、新ルールが発表されるよう。その時にグランプリシリーズのアサインメントも出るのかなと思います。
グランプリシリーズに出場する選手ですが、ここ数シーズン以下の条件を満たす選手は大体2試合アサインされていました。
- 世界選手権1位から12位(ペア、アイスダンスは10位)
- シーズン開始時の世界ランク24位まで
- 前シーズンベスト24位まで
- ジュニアグランプリファイナル優勝者 *
- 世界ジュニア選手権1位から3位 *
*シニアに出場できる年齢で本人が希望する場合
この他に、ISUの推薦、開催国による割り当てによって決まっていました。
上記の5つの条件を満たす選手をピックアップしてみました。(「注」ここでいう世界ランクは、現在ISUのサイトに公開されているものではなく、2018/2019シーズン開始時のポイントを計算してランク付けしたものです。2018/2019シーズン開始時の推定世界ランクと読み替えください)
日本選手では以下該当しました。
男子:、、、
女子:、、、、、 、、
ペア:該当なし
アイスダンス:
この表を作成して、「あ、」と思ったのが、松田悠良選手です。彼女はいわゆる山田組で、宇野選手の1歳年下後輩です。2016/2017シーズンは、GPシリーズに2試合アサインされましたが、好成績をあげることなく終わり、2017/2018シーズンは、アサインされませんでした。9月にロンバルディア杯に出場した以外は、国際試合の出場もありませんでした。その唯一出場したロンバルディア杯で、シーズンベストトップ24に入るスコアを上げました。彼女がアサインされるのか興味がありますね。同門の山下選手は、来シーズンシニアに上がるのか不明ですが、世界ジュニア3位でシーズンベスト24位なので、シニアに上がればGPシリーズにアサインされるのではないかと思います。
日本女子は、2017/2018シーズンは7選手がGPシリーズ2試合アサインされました。来シーズンは、対象になるのが8選手で、さらに条件に近い選手が他に2選手います。
(世界ランク29位、シーズンベスト26位)
(世界ランク43位、シーズンベスト27位)
オリンピック後のシーズンなので、引退や休養する選手も多く出てくるので、条件に近い選手がアサイン対象になる可能性はあります。ただ、1試合1つの国が参加できる選手は、3人(3組)までなので、日本女子が10選手2試合アサインされるのは、不可能です。GPシリーズの試合は6試合なので、最大9選手までです。多分、松田選手はアサインされず、白岩選手が昨年と同様2試合アサインされ、紀平選手は1試合(多分NHK杯)だけアサインされるのではないかと予想しています。山下選手、紀平選手両方シニアにあがると想定してですが。
また、昨年の全日本を欠場したは、世界ランク27位と微妙な位置につけています。GPシリーズに2試合アサインされるか微妙です。少なくともNHK杯にはアサインされそうです。また、全日本ペアチャンピオンとなったは、世界ランク34位、シーズンベスト44位なので、こちらもNHK杯のみになりそうです。
アサインされるか、興味のある海外選手は、以下です。
世界ランク26位 シーズンベスト(記録なし)
去就が注目されていましたが、競技を続ける意思があるというツィートを見かけました。
ファンタジー・オン・アイスにも出場予定です。GPシリーズアサインされるのか注目です。
世界ランク28位 シーズンベスト20位
突然SNSでいったんは引退を発表したハン・ヤン。その理由は、中国スケート連盟からアイスダンスへの転向を要請されたからといううわさが立っています。また、オリンピックの前にアルトゥニアンとトレーニングする予定がキャンセルとなり、元のコーチとトレーニングすることもできず、実質コーチなしでオリンピックに出ていたという話も流れていました。引退発表が取り消されましたが、去就が注目です。
世界ランク22位 シーズンベスト36位
世界ジュニアで3位に入ったので、アサインされるのは確実と見ます。
来シーズンは、彼にとって本格的なシニア初シーズンになりそうです。
アイス・ネットワークのインタービューにも出ていて、憧れのスケーターはフェルナンデスなのだとか。
世界ランク25位 シーズンベスト32位
世界ジュニアでは、無念のフリー棄権となりましたが、ジュニアグランプリファイナルで優勝しているので、GPシリーズにアサインされると思います。
世界ランク48位 シーズンベスト25位
微妙ですが、男子は上位に引退選手がかなりいるので、繰り上がってGPシリーズ2試合アサインされると思います。
世界ランク12位 シーズンベスト5位
ショッキングなオリンピックの出場停止の後、世界選手権も欠場。世界ランクとシーズンベストからは、GPシリーズにアサインされることは間違いないですが、あれほどひどいシーズンの後、競技を続ける気力があるか、ちょっと心配しています。
世界ランク19位 シーズンベスト19位
2017年世界ジュニア2位のペアですが、2017/2018シーズンはいい演技がほとんどできずに終わっていました。唯一良かったのは、ロシア選手権くらいだったでしょうか? 今年の世界ジュニアの出場も逃しました。しかし、出場したチャレンジャーシリーズで、ポイントとシーズンベストを稼いで、シニアのGPシリーズにアサインされる条件を満たしています。シニアGPシリーズ初参戦になるのか注目です。川口&スミルノフ組引退後、モスコビーナコーチが力を入れているペアです。
世界ランク28位 シーズンベスト16位
今シーズンの大活躍で、GPシリーズにアサインされるポイントとシーズンベストを上げました。実現すれば、北朝鮮の選手としてはGPシリーズ初の参加となりますが、どうなるでしょう?
世界ランク27位 シーズンベスト13位
ロシア選手権でまさかの棄権で、オリンピックシーズンを棒に振ってしまった組です。その後、ライバルのブキンがオリンピック出場停止になり、ロシア選手権で最後まで演技していたら、オリンピックに出れたのかもというバツの悪い締めくくりになってしまいました。シーズンベストからGPシリーズにはアサインされると思いますが、どうなるでしょう?
以下の選手は、競技を続行するかは不明ですが、GPシリーズにはアサインされないのは、ほぼ確実と見ています。
、、、、、、
今日時点で、引退や休養を正式に発表した選手は以下です。
*引退*
、、、、、、、
*休養*
*解散*
(モスコビッチの引退)、(トビアスの引退)、(ブノワの引退)
正式な発表がないですが、引退、あるいは少なくともGPシリーズには出ないとみられる選手は以下です。
、、
上記以外で、GPシリーズアサインの要件を満たしているけれど、去就が注目される選手
、、、、、、(解散のうわさあり)、、、(検討中であることを表明)
デニスの人気の秘密を分析、注目のアイテムが勢ぞろいしてます
今回は2018/2019シーズンGPシリーズペアの私目線の展望、注目選手、TBDの予想(希望)、不思議に思うアサインメントなど書いてみたいと思います。そして後半に、先週木曜日に亡くなったデニス・テンへの私の思い出もつけました。
ここでいう世界ランク、シーズンベストは2018/7/1時点のものです。GPシリーズ開始時点では、その前に行われる試合の結果で変わっていることが予想されますのでご了承ください。
今シーズンのペアのアサインメントは、まずオリンピックと世界選手権を制した世界ランク1位のが休養宣言という事で、、、が3強で6試合にばらけたので、順当にいけばこの3組が2勝ずつしそうです。なおはユウのケガのためGPシリーズ欠場、は解散がアサインメントの後で公表されました。セガン&ビロドー組はプログラムに個性が合って好きだったので残念です。また、オリンピックで活躍したは、イタリア国内のメディアに競技は続けるという意向を示したという事です。GPシリーズだけスキップのようです。世界ランク25位の(男性のトランは、かつて先日引退した高橋成美さんとペアを組んでいました)のアサインメントなしは、本人の意向と思われますが動向不明です。
は、スイのケガから復活して中国のナショナルチームのトレーニングに参加している様子もインスタなどでアップされていました。彼らが2015/2016シーズンの時の技術レベル(4回転ツイスト&4回転スロー)を戻していれば、2018/2019シーズンは再び彼らのシーズンになりそうです。GPシリーズでは昨シーズンに続いて連戦。しかも昨シーズンは中国と日本という近い距離での連戦でしたが、今シーズンはフィンランドと日本という連戦が、どうなるか注目です。
そして、コーチがソチのオリンピックチャンピオンのトランコフに変わったというニュースがシーズン初めにあった現在世界アランク2位の。これは、彼らのヘッドコーチのニーナが9月まで休養を宣言しましたが、かれらの実質のメインコーチゾルコビーが外国人のため、ゾルコビーがメインコーチだとロシアスケート連盟から給与が支払われないという事で、ニーナの代わりにトランコフになったというのが実際のところではないかと想像します。GPシリーズ後にトランコフと彼らのキスクラが見れるのかも注目です。彼らのツイストとスロージャンプは本当に目が覚めるような素晴らしいクオリティなので、質優先の新ルールで彼らが優位になる事もありえます。
個人的にはあまり演技をいいと思ったことがないですが、今シーズンはショートの振付をあのアイスダンスのシゼロンが担当するという事で注目しています。ここ2シーズン、同じようなプログラムを続けて滑っている印象がありますが、それが変わるといいなと思います。またフランスの選手は大抵衣装が個性的なのですが、このペアは黒のシンプルな衣装が多く、それも今シーズン変わってくるといいと思います。今週末大阪で始まる「ザ・アイス」に出演することになっているので、そこで新プログラムが披露されるか楽しみにしたいです。
今シーズンのGPシリーズにアサインされたペアで、私が特に注目したいのは、、、リー&シエ組です。
は、2シーズン前からジュニアGPSに出場していて、あまりロシアっぽくないペアだと注目しました。ボイコワが英語が流暢に話せるのでゴールデン・スピンのインタビューにも出ていて、アイスダンスのような演技をしたくてよく見ているというコメントをして、おもしろいジュニアのペアだなと思いました。2017年世界ジュニアでは優勝候補でしたがプレッシャーに負けたのか2位。ジュニアでタイトルが期待された昨シーズンはプログラムは非常に凝っているのですが、こなしきれていないという演技が続き、ロシア国内の世界ジュニア選考の大会でも成績上げられず、世界ジュニアに出場できないという事態になりました。しかしシニアの国際大会で成績をあげ、ランクも18位まであげて、今回のアサインメントとなりました。
昨シーズンからあのモスコビーナコーチが彼らを指導するようになり、凝ったプログラムも納得いくものですが、今シーズンシニアデビューでどのような演技を見せてくれるのか期待したいです。
ドイツの二番手のは、全くこれまで印象がないという感じでしたが、ミラノの世界選手権でものすごくいい演技をしました。GPシリーズは今回初めてのアサインメントで、世界選手権の勢いをこのまま続けていくのか注目したいです。
シングルで出場していたシエンジン・リーが、ペアをトライアウトしているという情報はシーズン前からありましたが、昨シーズンまでガオをジュニアでペアを組んでいたシエとチームを組んで、1試合ですがアサインされています。リーは、女子シングルでもNHK杯1試合アサインされています。私の記憶ではクリスティー・ヤマグチ以来のペアとシングル両方のGPシリーズ出場ではないでしょうか? ガオ&シエは、基本に忠実という好印象のペアで、今年の世界ジュニアのシュートでは個人的には一番いい演技に見えましたが、残念です。しかし、この組がどういう演技を見せるのかも楽し
にしたいです。
その他に、ジュニアから上がったはとても清楚な印象で、あのソルトレイクで金メダルのサレー&ペルティエ組にちょっと似ている気がして注目しています。また30代で競技に復帰し、4回転スローにも挑戦しているも活躍期待です。
私のTBD予想&希望は、、
か、
が、解散していなければアサインされてしかるべきのように思います。彼らが競技出場意思がない場合は、全米選手権で彼らに次ぐ成績のかと思います。あるいは、ステラート&バーソロメイ組の2試合目のアサインもあるかもしれません。
フィンランドのペアで世界ランクに入っているのはエフィメンコ&ペナッセ組(76位)のみなので、彼らが出場すると思われます。TBDとなっているのは、フィンランドから出すのはギブアップする可能性もあるんでしょうかね。
のリプレイスメントは、昨シーズンはGPシリーズ欠場しているワン&ワン組が有力です。オフシーズンの情報では、ミーシャ・ジーが振付を担当しているとか。リー&シエ組が2試合目のアサインメントがあるかもしれません。フランス大会であれば、NHK杯にシングルで出場するリーにもスケジュールが合いそうです。
のリプレイスメントは、現在1試合ずつアサインされているとが2試合のチャンスをもらえるかもです。世界ランクやシーズンベストからするとルースト&ウォルフ組よりの方が上なので、彼らに1試合アサインされることもあるような気はします。
シングルではアサインメント上の連戦はありませんでしたが、ペアはとが、フィンランド大会とNHK杯の連戦です。演技にどう影響するか注目です。
今シーズンのナゾの2戦アサインメントは、ロシアのです。彼らは、昨年のロンバルディア杯に出ていたのは覚えていますが、それ以外には特に印象なしです。世界選手権出場なし、世界ランク30位、シーズンベスト32位で2試合アサインメントの条件に満たしません。彼らに近い成績のウォルシュ&ミショウ組やフランスの2番手が1試合のアサインメントなのにです。この背景は多分、ロシアのランク上位の(解散?)と(解散)がGPS出場できないという事で、ロシアが2試合出られるペアの頭数をキープしたのかなという印象です。
「の思い出」
フィギュアスケートをもう40年以上見ていますが、今回のデニス・テンほどショッキングな出来事はなかったと思います。ここ2シーズンくらい苦しいシーズンが続いていた中での信じられない幕切れでした。
彼にとっては四大陸選手権を優勝した2014/2015シーズンがピークだったと思います。このシーズンのシルクロードをテーマにしたFSは私のお気に入りです。その時に印象に残っているのが、プレスカンファレンスでファンがくれたぬいぐるみを手にして、そのぬいぐるみはそのシーズンの彼のフリーの衣装を似せたものをファンの人が手作りして着せているのですが、「とても嬉しいしありがたいけれど、もっと自分のために時間を使ってほしい」とか言ったこと。真正直なファンへの思いやりを感じるコメントでした(それを言ったカンファレンスのビデオを探しましたが見つからず。四大陸だったか世界選手権だったか不明です)。
彼ほど、自分の国のために滑っていたスケーターはいなかったように思います。不振が続く中スケートで成績を上げて、国を盛り上げたいという気持ちが誰よりも強かったように思います。それが気負いになっていた時期もあったとは思います(羽生選手との練習時のトラブルとか)。競技をやめた後も、国のためにたくさんできることがあった人だったと思います。
デニス 関連ツイート
デンベレが役に立たないから、デニスかラフィーニャにしよ。